『楽天キャッシュ』『楽天Edy』『楽天ウォレット』の関係性

『楽天キャッシュ』『楽天Edy』『楽天ウォレット』。
いずれも、楽天が運営しているデジタル通貨のようなサービスなのですが、これらの違いや関係性について、ちょっと整理しておきます。

このへんを上手にグルグル回すのが、楽天経済圏民のお楽しみあーる。

あ、ちゃんと連動しているのですね！？

ゴチャゴチャしてるから、ちょっとややこしいやんね。

『楽天キャッシュ』とは？

『楽天キャッシュ』のキモと言えるのが、QRコード決済アプリ『楽天ペイ』専用の電子マネーというわけではなく、楽天市場などの楽天系サービス全体を通して利用することができる電子マネーだということ。端的に言えば、日本銀行券の楽天版、“楽天銀行券”とでも言いましょうか。

なぜ、“楽天銀行券”と例えたのか。それは、単に楽天経済圏で包括的に扱えるということだけではなく、モダンなデジタル通貨らしい柔軟性があるため。

楽天キャッシュは楽天ペイアプリを用いることによって、他の楽天ペイユーザーに個人間送金が可能となっており、電子マネーの受け渡しが簡単に行えるようになっております。また、チャージ方法によっては、楽天キャッシュを日本円と交換して出金することも可能なのです。

楽天キャッシュには『基本型』と『プレミアム型』があるんだけど、出金できるのは『プレミアム型』だけであーる。
ちなみに、楽天カードからのチャージ、楽天銀行口座からのチャージ、については、一度チャージすると出金はできませぬぞ！

ラクマ売上金や楽天ウォレット経由のチャージなら、出金可能というわけですね。

『楽天Edy』とは？

この『楽天Edy』は、いわゆるFeliCa系の非接触型決済の電子マネー。

楽天Edy機能が付帯している楽天カードや、おサイフケータイ対応端末を用いることにより、楽天Edyでの電子マネー決済が可能です。なお、スマートフォンの場合、FeliCa搭載のAndroid端末であれば楽天Edy決済は可能。残念ながら、iPhoneは楽天Edyに非対応となっています。

楽天Edyは、Apple Payで使えないのが痛すぎるんよね。

そうなんだよねー。
『nanaco』や『WAON』が対応してるんだから、楽天Edyもそれらに追従してほしいところですな。

『楽天ウォレット』とは？

『楽天ウォレット』は、他社で言うところの『bitFlyer』や『bitbank』のような、暗号通貨の取引所とそれに付随する暗号通貨口座です。なので、楽天ウォレット自体が電子マネーというわけではありません。

bitFlyerやbitbankと違った、楽天ウォレットならではの“面白さ”があります。それは、楽天ポイントを使って、ビットコインなどを購入できるということ。捉え方は人それぞれですが、現金よりもポイントを使うほうが、投資ハードルが低く感じるのではないでしょうか。

また、所有している暗号通貨を、そのまま楽天キャッシュ残高にチャージすることも可能です。

楽天ウォレットを経由すれば、間接的に楽天ポイントを楽天キャッシュに交換することができるわけですな。

そういうスキームができるわけですね。

それぞれの関係性について

『楽天キャッシュ』『楽天Edy』『楽天ウォレット』の相関図

『楽天キャッシュ』『楽天Edy』『楽天ウォレット』、これらの関係性についてまとめると上画像のようになります。

今後提供予定のものも含まれているのですが、楽天系のデジタル通貨は『楽天キャッシュ』か『楽天Edy』に集約できるようになっているわけです。

ちゃんと関係性がある、というわけですね？

そういうことあーるっ！

まとめ「楽天ウォレットが中心軸」

『楽天キャッシュ』『楽天Edy』『楽天ウォレット』、バラバラのようでバラバラでない関係なのです。ですなの。

楽天経済圏民としては、知っておきたいことあーる。

楽天市場で『楽天キャッシュ』を使うと損（楽天カードと比べた場合）

2023年4月28日

記事に登場したガジェット

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おまけ

あとは、Apple Payを取り込んでほしいですな。

楽天Edyが対応するか、楽天キャッシュにブランドプリペイドカードを発行させるか、ですね。

そうなると、より一層便利になるやんね！

おわり