夏ぽんず(@atticponzu)です!予告通りMicrosoftが新製品を発表しましたね!その名も『Surface Laptop』。みなさんはどう思われましたか?今回は『Surface Laptop』のスペックと『Windows 10 S』について書いていきたいと思います。
目次
Microsoftが『Surface Laptop』発表!999ドルから!
Microsoftが米国時間の5月2日に『Surface Laptop』と、文教向け(教育機関向け)OSの『Windows 10 S』を発表しました。
とりあえずは四の五の言う前に、公式動画を見てもらうのが一番いいと思います。ということで、下に動画を貼り付けていますので、ぜひ見てください!
どうですか?中々のPVだと思います。(どうして、Appleっぽくしてしまうのかは謎ですが。もっとオリジナリティは欲しいです。)
パッと見て目に引くのが、「カラバリ」と「クラムシェル型」だということですね。ここは今までの「Surfaceシリーズ」とは一線を画す製品思想だと思います。
ということで、これからスペックなどを見ていきたいと思います。
『Surface Laptop』スペック
ということで、気になるスペックをまずは表にしましたので、御覧くださいっ!
OS | Windows 10 S(Windows 10 Proへのアップデートも予定) |
ディスプレイ | 13.5インチ(解像度:2256×1504) |
タッチパネル | 10点マルチタッチ対応 |
CPU | Intel第7世代 core i5/core i7 |
RAM | 4GB/8GB/16GB |
SSD | 128GB/256GB/512GB |
ワイヤレス | WIFI:IEEE802.11ac/a/b/g/n Bluetooth:4.0LE |
バッテリー駆動時間 | 14.5時間(動画再生) |
サイズ | 308.1mm×223.27mm×14.48mm |
重量 | 1.252kg |
インターフェイス | USB3×1、Surfaceコネクタ、miniDisplayPort、イヤホンジャック |
ざっとこんな感じでしょうか?
まだ、まとめているサイトがないので公式から引っ張ってきました。みなさんは、おお!って思うスペックでしたでしょうか?私的には目新しさは特にないって感じでした。
スペックに関して思ってことを、箇条書きでまとめてみましたので、よければ御覧ください。
- 目新しさがないのは文教向けだから致し方なし。
- USB Type-C見送りは今の時期にナシ。
- Surfaceコネクタを残したのは英断。
まず、目新しさは文教向けだからしょうがないかと思いました。それより問題なのは、2017年にもなって「USB Type-C」を搭載しなかったことですね。しかも、インターフェイスがクラムシェルにしては貧弱すぎです。USB1発って・・・だめでしょ。しかも「USB Type-A」だし。ただ、Surfaceコネクタがあるのはいいですね。
やはり、USB Type-Cがないのは「時代遅れ」
先程書きましたが、ギズモードも同じことに触れていました。以下引用です。
USB-Cコネクタ非搭載なのにはちょっと驚きましたけどね。今はノートとスマホの間で主流になりつつあるので、すぐ時代遅れになっちゃうんじゃ…という不安が。
*出典:https://www.gizmodo.jp/2017/05/the-surface-laptop-is-microsofts-shot-at-a-portable-computer-for-everyone.html
もうこれはおっしゃる通りです。これではこの先に出るであろう、「Surface Pro 5」にも一抹の不安がよぎってしまいます。
カラーは4色展開
ここに来てのカラーバリエーションですね!
ラインナップは、「Platinum」、「Graphite Gold」、「Burgundy」、「Cobalt Blue」です。
どれもシックなカラーリングで素敵だと思います!ここはナイス!
しかも、キーボードの面は「Surface Pro 4」用キーボードと同じく「アルカンターラ」という人工皮革がそれぞれのカラーリングで用意されています。ここまでのカラーリングの徹底っぷりも珍しいですね。
注意:上位モデルではカラバリがない!
本体カラーはプラチナ、バーガンディ(赤系)、コバルトブルー(青系)、グラファイトゴールドの4色。ただし現状ではCore i5/RAM 8GB/256GB SSDモデル(1299ドル)のみで、他はプラチナだけ。ここは注意が必要な点です。
*出典:https://japanese.engadget.com/2017/05/02/surface-surface-laptop-4/
これは、Engadgetからの引用なのですが、これによると「一部モデル」でしかカラバリが内容です。
Microsoft的にはこの「一部モデル」を売りたい(利ざやの問題?)のかもしれませんが、上位モデルを解体ユーザーこそ、カラバリを提供するべきなのではないのか?と思ってしまいます。
日本で発売される!?
ここが一番の問題かもしれませんね。
既に米国では発売されている「Surface Studio」みたいに、日本では発売されないということも考えられます。
理由としては、このPCはあくまで「文教向け」でかつ、「Chromebook」に対抗した商品だからです。と考えると、「Chromebook」が普及していない日本では、そもそも発売すらされないことも十分に考えられます。
『Windows 10 S』は『Windows RT』だからコケる?
ここからは『Windows 10 S』という新しいOSについて書いていきたいと思います。
この『Windows 10 S』というのは、「ストアアプリ」しか動かないOSです。これだけ見てしまうと「Windows RT」というMicrosoftの黒歴史OSと同じように見えてしまいます。
ただ、RTのそれとは異なっている点は、「文教向け」と最初からターゲティングしていることと、通常の「Windows 10 Home」には付いていない機能(セキュリティ関係、共有PC構成など)が付与されていることです。
これらの付加機能はいわば「エンタープライズ」向けに使われている機能であり、ここは最初から「管理とセキュリティ」に重きを置いていることが分かります。
簡単に言うと、以下のようになります。
- 『Windows 10 S』は『Windows RT』ではない。
- 『Windows 10 Pro』の「.exeアプリ」が使えない版が『Windows 10 S』
- セキュリティや共有への強化はさすが「文教向け」
ということです。
『Surface Laptop』は『Windows 10 Pro』にアップデートされるから大丈夫
あと、『Surface Laptop』自体も、将来的に「Windows 10 Pro」にアップデートがされることがスケジューリングされているので、もし日本でコンシューマー向けに発売されるとしたら、そのアップデートのタイミングかもしれません。
今回のまとめ
『Surface Laptop』と『Windows 10 S』について調べてまとめてみました。正直、各所で褒め称えられているほどの製品ではないですね。あくまで「文教向け」です。
この『Surface Laptop』製品投入で一番大切なことは、Microsoftは「Chromebook」に危機感を感じているという点です。だから今のタイミングで「文教向け」に製品を出そうとしたのです。