これはPCの代替になるか!?
Samsungが“フラグシップ”タブレット端末『Galaxy Tab S4』を発表しました。当然、iPad ProとSurface Goとは比較します。ただ、日本発売の可能性が低いのが悲しい…。


ちゃんと製品を紹介してくださいよ?

日本でも充分売れると思うんだけどなー(汗)
スペック

Samsung『Galaxy Tab S4』は、Androidタブレットではかなり高スペックな位置付け。Apple的に言うと『iPad Pro』のようなイメージです。発売は米国で8月10日から。
それでは、前機種である『Galaxy Tab S3』も充分なスペックだったのですが、1年間でどれだけ進化したのか、まずは前機種と比較していきます。


Galaxy Tab S3 | Galaxy Tab S4 | |
OS | Android 7.0 Nougat | Android 8.1 Oreo |
CPU | Snapdragon 820 | Snapdragon 835 |
RAM | 4GB | 4GB |
ROM | 32GB(eMMC) | 64GB/256GB(eMMC) |
カメラ | フロント5MP リア13MP |
フロント8MP リア13MP |
ディスプレイ | 10.5インチ(2,560×1,600) | 9.7インチ(2,048×1,536) |
サイズ | 237mm(W)×169mm(D)×6mm(H) | 249.3mm(W)×164.3mm(D)×7.1mm(H) |
重量 | 429g(Wi-Fi) 434g(LTE) |
482g(Wi-Fi) 483g(LTE) |
バッテリー | 6,000mAh | 7,300mAh |
その他 | アスペクト比4:3 指紋認証あり Sペン対応 USB Type-C microSD |
アスペクト比16:10 指紋認証なし 虹彩認証あり Sペン対応 USB Type-C microSD(512GB対応) |
前機種Galaxy Tab S3との比較表。
1年の進化があるので、当然SoCも進化しています。しかし、RAMはそのままの模様。ここは同社(Samsung)のスマホを考えると、最低6GBにはして欲しかったところ。
旧機種と大きく異なるのは、ディスプレイサイズの大型化と、アスペクト比が16:10に変更されたことでしょう。Galaxy Tab S3はiPadと同じアスペクト比でしたが、Galaxy Tab S4は横に長い比率になりました。ここは賛否が分かれそうです。



Galaxy Tab S4の最大のトピックは、単体で『DeX』が駆動することと“ペンタブ化”できることなんだよ〜!
特徴
Samsung公式のレビューを兼ねたPV。
基本スペックもハイエンドタブレットとなっているので、完璧とまではいかなくても高スペックに仕上がっているGalaxy Tab S4。
しかしながら、Galaxy Tab S4の最大の真価は、より“PCライク”に使えるようになったことでしょう。


エモーショナルっ!
タブレット単体で『DeX』が駆動

Galaxyシリーズには、『DeX』というドッキングシステムがある。
これは専用のドッキングステーションを、Galaxyに装着してHDMI出力することにより、PCのようなマルチウィンドウな画面で作業ができるというもの。
この『DeX』が、Galaxy Tab S4ではなんと、タブレット単体で利用できるようになった。これは、タブレットとPCのいいとこ取りをした、Samsungの“新時代”への提案だろう。

HDMI接続時に“ペンタブ”として利用可能

さらに、Galaxy Tab S4は、HDMI出力を単なるミラーリングにはしない。なんと、HDMI出力時に“ペンタブ”として使えるのだとか。
Galaxyシリーズに搭載されている『Sペン』は、Wacomのデジタイザー技術を用いたペンなので、非常にクリエイターからも評判が高い。そのペンが、よりクリエイティブになることは、全てのクリエイターが歓迎している…かも?

競合機種とプチ比較

やはり、気になってしまうのが競合機種との比較だと思います。

Galaxy Tab S4 | iPad Pro 10.5 | Surface Go | |
ペンの精度 | ◎ | ◎ | △ |
ペンの使いやすさ | ○ | △ | ◎ |
PC的に使える | ○ | △ | ◎ |
薄さと軽さ | ○ | ◎ | ○ |
拡張性 | △ | ○ | ◎ |
競合機種との簡易比較表。
比較してみると、ペンの精度はGalaxy Tab S4とiPad Pro 10.5が勝っていると思います。Surface Goの『Surface Pen』は、クリエイターの私からみても、まだまだ改善の余地はありです。
Galaxy Tab S4が『DeX』を内蔵したことにより、よりPCに近くなりました。ただ、流石に“本当のPC”であるSurface Goには負けるでしょう。しかし、iPad Pro 10.5には圧勝なのは明白。

- Galaxy Tab S4 → 中間
- iPad Pro 10.5 → スマホ的
- Surface Go → PC的
な感じかなー?


日本での発売を望む…これは欲しい!

正直、かなり魅力的なタブレットだと思います。Samsungらしいエポックメイキングな部分も多く、iPadのようなクリエイティブな要素もあります。



前モデルである『Galaxy Tab S3』も、日本国内での発売はナシ。そう考えると、今回の『Galaxy Tab S4』も日本での発売は、かなり厳しいでしょう。


欲しい人は、直輸入しよう。うん。
おまけ




おわり