お絵かきペンは“Wacom>N-trig>Synaptic”だと思う!—デジタイザーとWindowsタブについて想うコト

お絵かきペンは“Wacom>N-trig>Synaptic”だと思う!—デジタイザーとWindowsタブについて想うコト
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“書く”も“描く”も。

イラストを描いたり、メモを取ったりと、デジタイザーを酷使レベルで使っている私。でも、デジタイザーにも種類があって、得意不得意があるの…知ってました?

四条ねこ
そこで、2019年現在で“最強のデジタイザー”を、考えたいと思うのであーるっ!
さたえり
またディープなネタを…。
四条ねこ
そうかなー?
私にとっては、由々しき問題なんだよっ!

デジタイザーの種類

デジタイザーの種類

今回、デジタイザー(スタイラスペン)搭載のタブレット端末について語っていくのですが、先に知っておかないとダメなことがあります。

四条ねこ
それが、デジタイザーの種類だぁああああ!
まの
うるさいです。

デジタイザーの種類、正確に言うとペンのプロトコル(方式)が、ベンダーにより何種類か存在しているのです。ややこしいですなぁ。

主なデジタイザーペンのプロトコルの種類。

主なデジタイザーペンのプロトコルの種類。

デジタイザーの種類

  • Wacom EMR
  • Wacom AES
  • Microsoft Pen Protocol(旧N-trig)
  • Synaptic
  • Apple

おそらく、メジャーなデジタイザーは、上記の5種類のどれかに該当しているはずです。もっとも、最近では『Synaptic』なデジタイザーは、ほぼ見なくなりましたが…。

2in1なWindows PCは、ほぼAESかMPP

2in1なWindows PCは、ほぼAESかMPP

先程、主に5種類存在すると言ったのですが、デジタイザー対応のWindows PCに限ると、ほぼ『Wacom AES』『Microsoft Pen Protocol(MPP)』のどちらかです。

なので、今どきなお絵描きPCを探すと、このどちらかのプロトコルが使われたデジタイザーを、使うことになると思います。

まの
ねこさんは、どちらがオススメなのですか?
四条ねこ
それは『Wacom AES』かなー!
あとで話す“ジッター”が少ない気がするからね〜。

ペン単体でも買える

ペン単体でも買える

ちなみにですが、デジタイザー単体で購入できるものもあります。

この『Bamboo Ink』というデジタイザーは、『Wacom AES』と『Microsoft Pen Protocol』の両方に対応しています。なので、特にこだわりがなければ、これを買っておけばよいと思います。

なお、iPadは“特殊”なので、必ず『Apple Pencil』を購入するようにしましょう。

四条ねこ
以前の記事にも書いたけど、Apple Pencilは初代と第2世代で“互換ナシ”だからねー!要注意っ!!

待望の改善!『Apple Pencil(第2世代)』のココが…エモいぞ! #AppleEvent

2018年10月31日

各プロトコルの代表機種

こちらは余談ではありますが、デジタイザーの各プロトコルの代表的(だと思う)機種を、ざっと並べてみました。

Wacom EMR—Wacom『Wacom MobileStudio Pro』

Wacom EMR搭載の代表的な機種といえば、同社の『Wacom MobileStudio Pro』でしょう。

四条ねこ
完全なる…プロ機っ!!

Wacom AES—東芝『dynabook V82』

Wacom AES搭載の代表的な機種といえば、東芝の『dynabook V82』でしょう。最近だと、『VAIO A12』なんかもそうですね。

四条ねこ
実は買ったのであーるっ!(レビューするかも?)

MPP—Microsoft『Surface Pro 6‎』

Microsoft Pen Protocol搭載の代表的な機種といえば、同社の『Surface Pro 6‎』ですね。というか、Surfaceシリーズがそうです。

四条ねこ
最近だと、MPP搭載の2in1 PCはすっごい多いよ〜!

Synaptic— ASUS『TransBook T90Chi』

Synaptic搭載のPCはすっかり見なくなりました。
メジャーな機種だとASUSの『TransBook T90Chi』が、おそらく最後になっていそうです。

四条ねこ
MPPが普及したからねー。

Apple—Apple『iPad Pro 2018』

Appleは…言わずもがなですな。

四条ねこ
iPad Proは良きっ!

各プロトコルの評価

各プロトコルの評価

ひと通りデジタイザーの種類や、対応機種を知ってもらえたと思います。

四条ねこ
ここからは、私による私のためのペンのプロトコル評価だーーっ!

…の前に、簡単な各ペンプロトコルの評価を、一言メモ的にまとめてみました。

簡単な総合評価

  • Wacom EMR:視差さえ慣れれば、完璧なペン。薄軽な2in1 PCが少ない。
  • Wacom AES:バランスが良い。魅力的な2in1 PCが多い。超オススメ。
  • Microsoft Pen Protocol:ジッターが気にならないなら、対応機種も多くてオススメ。
  • Synaptic:AESやMPPの下位互換的。あえて選ぶ必要はないと思う。
  • Apple:Windowsで選ぶならナシ。Apple信者なら、このペンは神になる。

当然、どれも良し悪しはあるものなので、人によって優劣は異なると思います。なので、気になる人は、一度家電量販店などで実際に使ってみましょう。

総合的なペンの基本機能

総合的なペンの基本機能は、
Wacom EMR > Wacom AES = MPP > Apple > Synaptic
だと思います。

四条ねこ
Wacom系やMPPなら、筆圧感知レベルが多い機種も多いし、サイドボタンも豊富だからね〜。

ひと昔前では、MPPはWacom AESの劣化版のような印象でした。しかし、N-TrigをMicrosoftが買収してからは、そのイメージが一変。どちらも優劣がつけがたいプロトコルになった気がします。

ジッター問題

ジッターの有無で評価すると、
Wacom EMR = Apple > Wacom AES > MPP >>> Synaptic
だと思います。

四条ねこ
ジッター問題に関しては話すと長くなるから、以前の記事を読んでみてねー!
デジタイザーの“ジッター”問題—MPP・AESからお絵描きタブの最適解を考える

デジタイザーの“ジッター”問題—MPP・AESからお絵描きタブの最適解を考える

2018年11月9日

使い勝手

ペンの使い勝手で評価すると、
Wacom EMR > Wacom AES = MPP = Apple = Synaptic
だと思います。

四条ねこ
これは完全にデジタイザーペン自体に、充電や電池が必要かの評価だよー!

もちろん、バッテリーレスで動作するほうが、多くの人にとってよいはず。
あとは、ペンを本体に収納できると、なお良いですね。

総評:AppleとWacomが強い!

総評:AppleとWacomが強い!

あくまで個人的な評価ですが、
Apple ≧ Wacom EMR > Wacom AES > MPP >>> Synaptic
という順に高評価です。

四条ねこ
本当はMPPも良きなんだけど…ジッターがね〜。
まの
ゆっくり書く(描く)人にとっては、大きな問題になりますもんね。

当然、これは個人の感想なので、人によって合う・合わないはあると思います。なので、あくまでジッターを気にするユーザーの意見と思っていてください。

四条ねこ
MPPも改善されると思うけどねー。Apple Pencilも手放しで絶賛するのも、どうかなーって感じだしねっ。

ペンもいろいろなのです。

おまけ

四条ねこ
WacomとMicrosoftのガチンコと思ってたら、Appleが急上昇って感じかもー!?
まの
Apple Pencilは、かなりペン性能の評判が良いですもんね。
さたえり
あとは…OS?
四条ねこ
それはあるよねっ!
あのペンを、PCのフルOSで使ってみたいなー。

おわり