この記事はTOLAI様よりレビュー用サンプルを頂いて記事を書いております。
- 10-in-1で全部盛りなポータブルマルチハブ!
- カードリーダーも映像出力もSSDもこれ一台!
- USBが1ポートしかないiPad Pro等で大活躍!
“写真好きには特におすすめ”
10-in-1仕様のマルチハブ、ACASIS『10-in-1 USB C Hub with SSD Enclosure』をレビュー。ポケッタブルなのに、USBハブ・HDMI変換・LAN変換・SDカードリーダーが1つにギュっと凝縮。…しかも、ポータブルSSDにもなるのです!


USB PDにも対応なのですね。

しかも、SSDも搭載可能なんやね!
目次
本日のレビュー:10-in-1 USB C Hub with SSD Enclosure
10-in-1 USB C Hub with SSD Enclosureってなに?
USB Type-Cハブ、SDカードリーダー、USB-C to HDMI変換、USB-C to LAN変換、SSDケース(エンクロージャ)、が1つになった超All-in-Oneマルチハブ。
- 最高の全部盛り機能
- 妥協なきスペック
- SDカード2枚挿し可能
- NVMe SSDにも対応
- SSD搭載時の発熱量
10-in-1 USB C Hub with SSD Enclosure | |
---|---|
型番 | CM073 |
メーカー | ACASIS |
インターフェース | |
データ | USB Type-A ×2 USB Type-C ×3 |
ビデオ | HDMI ×1 |
オーディオ | φ3.5mmステレオミニ ×1 |
ネットワーク | RJ45 ×1 |
その他 | SD ×1 microSD ×1 M.2 ×1 |
ボディ | |
サイズ | 113×56×19mm |
質量 | 145g |
10-in-1 USB C Hub with SSD Enclosureのスペック

コンパクトなのにウルトラ多機能!
自宅利用でも旅のお供でも使いたくなる、頼もしい相棒になるはずっ!!
みいる

サイズ | 113×56×19mm |
質量 | 145g |
10-in-1 USB C Hub with SSD Enclosureのサイズと質量
ファーストインプレッションは…普通のM.2 SSDケース+αぐらいしかない!小さい!!
サイズ感としては、初代iPhone SEぐらい。それくらいコンパクトなのに、ポート類がかなり充実している。しかも、M.2規格のSSDまで搭載できる。うーん、これは凄い。

モビリティ性能は抜群ですなっ!
本体表面には、
- SDカードスロット ×1 (SD/SDHC/SDXC対応)
- microSDカードスロット ×1 (microSD/microSDHC/microSDXC対応)
- φ3.5mmステレオミニジャック ×1 (マイク/ヘッドホンコンボ)
- USB 3.2 Gen 2 Type-C ×1(10Gbps)
- USB 3.2 Gen 2 Type-A ×1(10Gbps)
- USB 3.2 Gen 1 Type-A ×1(5Gbps)
を搭載。
フルサイズのSDカードスロット、microSDカードスロット、この両方を搭載してくれているのが嬉しいところ。
本体左側面には、
- HDMI ×1
- RJ45 ×1
本体右側面には、
- USB Type-C ×1 (電源入力専用)
- USB 3.2 Gen 2 ×1 (USB PD 3.0対応)
をそれぞれ搭載。
HDMIポートは、4K@60Hz対応とスペックシートに記載されているので、HDMI 2.0規格のようです。RJ45(有線LAN)ポートは、最大1,000Mbpsの転送に対応とのこと。ちゃんとGigabit Ethernetに対応しています。
また、「PD 100W」と書かれているのが、USB PD充電器に接続するためのUSB Type-Cポート。そして、「TYPE-C」と書かれているのが、パソコン等に接続するためのUSB Type-Cポート。なので、 USB PD充電器 → 本機 → パソコン と接続すれば、充電をしながら利用することができます。

あ、USBバスパワー駆動もできるので!

どちらでも使えるわけですね。

本体内部には、
- M.2 ×1
を搭載。
ここにM.2規格のSSDを取り付けることによって、本機はポータブルSSDとしても使えるようになります。
なお、プロトコルはSATA規格(B-key/B&M-key対応)とPCIe NVMe規格(M-key対応)が利用可能。また、スロットサイズは最大Type2280にまで対応しています。

表面 | |
データ | USB 3.2 Gen 1 Type-A ×1 USB 3.2 Gen 2 Type-A ×1 USB 3.2 Gen 2 Type-C ×1 |
オーディオ | φ3.5mmステレオミニ ×1 └ マイク/ヘッドホンコンボ |
その他 | SD ×1 └ SD/SDHC/SDXC対応 microSD ×1 └ microSD/microSDHC/microSDXC対応 |
左側面 | |
ビデオ | HDMI ×1 └ 4K@60Hz対応 |
ネットワーク | RJ45 ×1 └ 1000/100/10Mbps対応 |
右側面 | |
データ | USB 3.2 Gen 2 Type-C ×1 ├ パソコン接続用 └ USB PD 3.0対応 USB Type-C ×1 ├ USB PD充電器接続用 ├ USB PD 3.0対応 └ データ通信不可 |
内部 | |
その他 | M.2 ×1 └ SATA/NVMe対応 |
10-in-1 USB C Hub with SSD EnclosureのI/Oポート構成
インターフェースの仕様をまとめると上表のとおり。

■付属品一覧
- USBケーブル(Type-C to Type-C)
- シリコンケース
- シリコンシート
- SSD固定用ゴム
- ユーザーマニュアル
説明書には記載がなかったのですが、テスターで調べたところ、付属のUSB Type-C to Type-CケーブルはUSB 3.2プロトコル対応でした。また、ちゃんとE-Markerも内蔵されていました。つまり、問題ナシ。
つかう
マルチハブとして使う

本機にはUSBポートだけでなく、HDMI出力ポートや有線LANポートも搭載されています。
つまり、 USBハブ + USB-C to HDMI変換 + USB-C to 有線LAN変換 として使えるというわけです。つまり、コンパクトでモバイル可能なマルチハブ(ドッキングステーションやポートリプリケータとも呼ぶ)として利用可能。

これだけのポートが詰まっているのにもかかわらず、パソコン側への接続はUSB Type-Cケーブル1本のみ。なので、ゴチャゴチャ感もなく、大変スマートに使うことができます。
また、本機にUSB PD充電器を接続すれば、本機経由でパソコンへの充電も最大100Wまで可能(USB PDに対応している場合に限る)。コンパクトなマルチハブだとパソコンへの充電が非対応というものが多いので、ここが大きなストロングポイント。
SSDを取り付ける

前述したとおり、この10-in-1 USB C Hub with SSD Enclosureは、ただのマルチハブではなく、M.2規格のSSDを取り付けることによって、ポータブルSSDとしても使うことができます。

| 1GiB | 32GiB | |
SEQ1M Q8T1 |
Read | 1036.02 MB/s | 1044.93 MB/s |
Write | 1026.26 MB/s | 1028.77 MB/s | |
SEQ1M Q1T1 |
Read | 874.52 MB/s | 838.71 MB/s |
Write | 827.61 MB/s | 828.44 MB/s | |
RND4K Q32T1 |
Read | 224.96 MB/s | 225.07 MB/s |
Write | 226.64 MB/s | 225.95 MB/s | |
RND4K Q1T1 |
Read | 39.19 MB/s | 40.42 MB/s |
Write | 75.57 MB/s | 77.27 MB/s |
CrystalDiskMarkのベンチマーク結果
※PC:Zenbook Flip S UX371EA
※ケーブル:USB4-CC5P08WH
※SSD:WD_BLACK SN850 NVMe SSD(500GB)
Thunderbolt 3ポート搭載のパソコンとUSB4ケーブルを利用して、CrystalDiskMarkでベンチマークを測定してみたのですが、しっかりと公称値(1,000MB/s)どおりの転送速度を叩き出してくれました。
取り付けたNVMe SSDは、Western Digitalの『WD_BLACK SN850 NVMe SSD』という、最大7,000MB/sの公称値を持つ製品。ここまで高速なSSDを用意する必要はないのですが、本当のスペックを知りたかったので、今回はあえてオーバースペックなものをチョイスしてみました。

パソコンとの接続が『USB 3.2 Gen 2』って考えると、しっかりその限界まで速度が出てる感じですなー。
カードリーダーとして使う

本機には、前述したHDMIポートや有線LANポートが搭載されているだけでなく、SDカードスロットとmicroSDカードスロットが搭載されており、SDカードリーダーとしても利用可能。
また、地味に小技が効いてるのが、フルサイズのSDカードだけでなく、microSDカードにも対応しているということ。このmicroSDカードスロットがあることにより、わざわざ変換アダプタを用意する必要もありません。ここがかなり便利なのです。
おもう
NVMe SSD対応が心強い

地味に嬉しいポイントなのが、SATA規格だけではなく、PCIe NVMe規格のSSDにも対応しているということ。
そのおかげもあって、ACASIS 10-in-1 USB C Hub with SSD Enclosureでは、最大1,000MB/sまで転送速度が出るようになっています。もし仮に、これがSATAのみの対応であったら、最大600MB/s(SATA IIIの場合)止まりになってしまうところ。
SATA IIIだけ対応でも悪くはないのですが、やはりPCIe NVMeに対応している威力は絶大。こうなってくると、取り付けるSSDの選択肢も広がるので、SSD選びが楽しくなってくるというもの。
SD/microSD両対応が便利

個人的にかなり気に入っているポイントなのが、SDカードスロットとmicroSDカードスロットは同時利用ができるというもの。そう、排他仕様ではありません。

こんな感じで、しっかり2枚のSDカード(SD + microSD)が、同時にMac上で認識されています。ちなみに、一番上はM.2規格のSSDです。
何が言いたいかというと、同時に2枚のSDカードが認識することによって、SDカード間のデータ移動も、この10-in-1 USB C Hub with SSD Enclosureだけで済むということ。
しかも、当然USBハブとしても利用できるわけなので、別途SDカードリーダーを用意すればさらに拡張可能。そして、そのSDカードのデータをそのままSSDに入れてしまって…という、最高のデータ管理がモバイルで実現できてしまうのです。

一眼カメラユーザー的には、この仕様がかなーり便利なのであーる。

SDカードのデータを、そのままSSDに移動できるわけやもんね!
まとめ「家でも外でも大活躍なのだ」

そういうわけで、ACASIS『10-in-1 USB C Hub with SSD Enclosure』のレビューを総括すると、
- 最高のモバイルマルチハブ
- NVMe SSDを搭載できる喜び
- SDとmicroSDは同時利用可能
- カメラ好きには特におすすめ
- iPad Proユーザーにもおすすめ
…という感じ。
SSD取り付け時の発熱量が若干気にはなるのですが、ウイークポイントはそこくらい。総じて高い完成度を誇っています。
USBハブとしてだけでなく、SDカードリーダーとしても、HDMIや有線LANの変換アダプタとしても使える。しかも、ポータブルSSDにもなる。USB PDにも対応している。…これぞ、全部盛り仕様なマルチハブなのです。ですなの。

どれがメインか分からないくらい機能が多いぞっ!
ACASIS『10-in-1 USB C Hub with SSD Enclosure』は、現在クラウドファンディングサイトMakuakeにて、応援購入が可能です。
プロジェクト終了は2021年10月30日となっているので、「これは欲しい!」と思った方は、ぜひともお早めの出資をご検討ください。
おまけ

うーん、まさにこれって感じですな。

ツボを押さえたプロダクトですわね。

一般販売が待ち遠しいやんね!
おわり
家で使うと便利!
外で使うと…もーっと便利!!