- フルトラ可能なアウトサイドイン方式のPC VR HMDを選定
- 候補は『Valve Index』『VIVE Pro 2』『VIVE Pro』
- 『Meta Quest Pro』『Pico Neo 4』の登場を待つべきか
フルトラッキングでPC VRをしたくなったので、本格的なアウトサイドイン方式のVR HMDを選定することにしました。(アウトサイドイン方式:『Valve Index』のような外部センサーの設置が必要なVR HMD|インサイドアウト方式:『Meta Quest 2』のようなセンサー組み込み式のVR HMD)
あー、完全に沼に嵌ってるやん。
……まだVR初心者なのに。
目次
やりたいこと
アウトサイドイン方式のVR HMDを導入し、フルトラッキング導入も見据えたPC VR環境の構築。
定番のVR HMDである『Meta Quest 2』を導入して以来、VRの楽しさを覚えてしまいました(あまり使ってないけど『HUAWEI VR Glass』も持ってる)。
そうなると、もっといろいろ遊びたくなるのがギークの性。そこで、フルトラッキングも導入できるアウトサイドイン方式のVR HMDの選定に入ることにしました。
なお、Meta Quest 2でフルトラッキングを導入している方もいらっしゃいますが、VR HMD自体も新たに購入したいので、今回はこのパターンは考えないことにします。
選定条件
- 高解像度 < 高リフレッシュレート
- 表示パネル(液晶/有機EL)は不問
- 視野角は広ければ広いほど良
- フェイストラッキング要対応
- ボディトラッキング要対応
- アイトラッキングは諦めた
- SteamVR利用に別のApp不要
VR HMDの選定条件はこんな感じ。
どこからどこまでが『フルトラッキング』なのか、その定義がイマイチ分かってないのですが、アイトラッキング導入は対応機種や対応アプリケーションが少なかったので、ひとまず諦めることにしました(今後に期待)。
あと、細かいことにはなるのですが、PCにあまり多くのアプリケーションを常駐させたくない派なので、SteamVRのみで利用できるVR HMDに絞っていきます。
導入候補
- Valve『Valve Index』
- HTC『VIVE Pro 2』
- HTC『VIVE Pro』
前述の選定条件から、良さげだと感じたVR HMDが上記の3機種。
調べてみると、もっとハイエンドな製品もあったのですが、PC VR初心者としては冒険するのも怖い。なので、ユーザー数が多く情報量も豊富な、Valve社とHTC社の製品に絞りました。
【候補①】Valve『Valve Index』
『Valve Index』、定番中の定番。
VIVE Proよりも小型筐体で装着感が良く、かつクッション性もしっかりしているとのこと。スピーカーやマイクの音質が良いと各所で評判になっているので、そこも期待しています。コントローラー(Valve Index Controllers)の完成度は言わずもがな。
前々から買おうと思ってたけど、フルセットが約3万円ほど値上げしちゃった(138,380円 → 165,980円)のが、唯一痛いところであーる。
【候補②】HTC『VIVE Pro 2』
『VIVE Pro 2』、価格的にもValve Indexの対抗馬。
HTC VIVEはラインナップがややこしいのですが、PC VRの正統派ラインは『VIVE Proシリーズ』。両眼で5Kという解像度は、コンシューマ機としてはトップクラス。後付けでアイトラッキング可能となるモジュールもサードパーティから発売予定だそう(続報はないけど)。
価格は178,990円と高いけど、Valve Indexが値上げしちゃったから、あんまり変わらなくなてきたんだよねー。
【候補③】HTC『VIVE Pro』
『VIVE Pro』、Proなのにかなり安い。
VIVE Pro 2の1つ前のモデルになるので、スペック的には少々見劣りするものの、個人的にはこれでも充分すぎるほど。しかも、コントローラーとベースステーションは同じ。
今回の候補の中では、フルセットでも一番安い(137,000円)のが良きですな。
候補選定
| Valve Index | VIVE Pro 2 | VIVE Pro | Meta Quest 2 |
---|---|---|---|---|
製品画像 | ||||
販売価格 | 165,980円 (フルセット) |
178,990円 (フルセット) |
137,000円 (フルセット) |
59,400円から |
メーカー | Valve | HTC | HTC | Meta Platforms |
発売日 | 2019年6月 | 2021年6月 | 2018年4月 | 2020年10月 |
トラッキング | アウトサイドイン方式 | アウトサイドイン方式 | アウトサイドイン方式 | インサイドアウト方式 |
トラッキング | 6DoF | 6DoF | 6DoF | 6DoF |
コントローラー | Valve Index Controllers | VIVE Controllers (2018) | VIVE Controllers (2018) | Oculus Quest 2 Touch Controllers |
ベースステーション | Valve Index Base Station 2.0 | VIVE Base Station 2.0 | VIVE Base Station 2.0 | - |
フェイシャルトラッカー | VIVE Facial Tracker (非公式) |
VIVE Facial Tracker | VIVE Facial Tracker | - |
ボディトラッカー | VIVE Tracker (3.0)など | VIVE Tracker (3.0)など | VIVE Tracker (3.0)など | - |
解像度 (両眼) |
2880×1600 | 4896×2448 | 2880×1600 | 3664×1920 |
表示方式 | LCD | LCD | OLED | LCD |
FOV | 130° | 120° | 110° | 97° |
リフレッシュレート | 144Hz 120Hz 90Hz 80Hz |
120Hz 90Hz |
90Hz | 120Hz 90Hz 72Hz 60Hz |
PC接続 | DisplayPort 1.2 | DisplayPort 1.2 (フル解像度モード:DisplayPort 1.4) |
DisplayPort 1.2 | - |
USB 3.2 Gen 1 | USB 3.2 Gen 1 | USB 3.2 Gen 1 | USB 3.2 Gen 1 |
Valve IndexとVIVE Pro/VIVE Pro 2では、アクセサリに互換性がほぼあるため、結局のところは、VR HMD自体の性能や装着感、配線の取り回しで選ぶことになりそうな予感。
- Valve Index → 広視野角・高リフレッシュレート
- HTC VIVE Pro 2 → 超高解像度・アイトラ追加可
- HTC VIVE Pro → お手頃価格・有機EL
詳しい方からすれば違うかもしれませんが、上記のような印象になりました。
とりあえずの結論
とりあえずの第1候補は、『Valve Index』となりました。お財布にゆとりがあるときに買います。
HTC VIVE Pro 2の高解像度や(アクセサリが入手できれば)アイトラッキングが追加できる点、HTC VIVE Proのプライスバリューも魅力なので、まだ悩んでいますが……。
Valve Index、欲しいときに買っておくべきでしたわね。
去年(2021年)、セールをやってて10万円強で買えるショップもあったし、そこでポチっておくのが正解だったあーる。
まとめ「Valve Indexが無難かな!?」
グルグルと考えた結果、「Valve Indexが無難かな!?」という普通な結論になりました。
資金的にすぐに購入はキツいので、噂されている『Meta Quest Pro』や『Pico Neo 4』の動向も追いつつ、予算確保に奔走していくのです。ですなの。
あ、HaritoraXもチェックしておかねば……。
おまけ
VIVE ProとVIVE Cosmos Eliteは、2022年9月30日までセール中(HTC VIVE夏の割引セール!)だから、先に『VIVE Pro』を買っておいて、追加で『Valve Indexコントローラ』を導入するのもアリかも。……うーむ。
他社製コントローラーって使えるものなん!?
VIVE ProとValve Indexは、同じ『Lighthouse2.0』を採用してるから互換性があるみたいですな。
あ、これも沼要素ですわね。
そうなんだよねー。
VIVE ProとValve Indexの本体自体も一長一短って感じだし、今後発表される『Meta Quest Pro(仮)』も含めて、VIVEのセールが終わるまでには結論を出したいですな。
おわり
この3機種で悩んでいるのであーる。