iPhone・iPadのバックアップ(iTunes・iCloud)の違い—理想のバックアップ方法は…?

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バックアップはスマホの生命保険。

iPhoneやiPadユーザーなら必ず行っていること、それは“バックアップ”です。そんなバックアップですが、“完璧な”バックアップを取れる方法を紹介しておきます。

四条ねこ
そもそも、バックアップを保存する場所は『iTunes』と『iCloud』の2箇所から選べるんだよー!
まの
どちらでバックアップをしてもいいのですか?
四条ねこ
否っ!
これには“落とし穴”があるんだよ〜。

iOSデバイスのバックアップは“2種類”存在

iOSデバイスのバックアップは“2種類”存在

iPhoneやiPadのような“iOSデバイス”は、外部にiOSデバイス本体のデータのバックアップを取ることが可能です。ここまでは、iOSユーザーならご承知の通りです。

さたえり
まぁ…バックアップ取らないと、機種変でデータ飛ぶんやしね。
iOSデバイスのバックアップ方法

  • iTunes
  • iCloud

実は、そんなiOSデバイスのバックアップには、上記の2つの方法があるのです。
そして、この2つのバックアップ方法は、お互いにメリット・デメリットが存在するのです。

四条ねこ
ここまでは、おっけーかなっ!?

バックアップできるもの&できないもの

バックアップできるもの&できないもの

iOSデバイスのバックアップ先には、『iTunes』と『iCloud』の2つが選択できることが、先程まででお分かり頂けたと思います。

さたえり
どっちでバックアップをとっても同じなん?
四条ねこ
それが…バックアップできるものが違うんだよー!

なんと、『iTunes』と『iCloud』では、バックアップできるものが異なるのです。
正確に言うと、iCloudでバックアップをすると、バックアップできる項目が“少ない”のです。はい、非常にややこしいですね…。

四条ねこ
だから、バックアップできるものとできないものを表にしたよー!
バックアップ先 iTunes iCloud
端末の設定情報
Appデータ △¹
ホーム画面のAppの配置
壁紙
Apple系ストアAppの購入履歴
『メッセージ』のメッセージ履歴
着信音
『Visual Voicemail』
『写真』の画像と動画 △²
音楽 ×
メール ×
ボイスメモ ×
『iBooks』 ×

『iTunes』と『iCloud』のiOSバックアップ可能項目表。
¹iCloudに対応しているAppのみバックアップ可能。²カメラロールに無いものは不可。

さたえり
iCloudでバックアップすると、“×”な項目あるんやけど…。
四条ねこ
そうなんだよねー。
iCloudでのバックアップでは不完全。

iCloudでのバックアップでは不完全。

つまりは、iCloudで保存されないものには、以下のものがあるということです。

iCloudで保存されないデータ

  • 音楽
  • 画像(iTunes経由)
  • 動画(iTunes経由)
  • メール
  • iCloud非対応App
  • ボイスメモ
四条ねこ
要するに、

  • iTunes経由で入れるデータ
  • iCloud非対応のApp

が、iCloudでバックアップしたときに保存されないってことだねっ!

まの
iCloud非対応のAppが入らないのは、かなり恐ろしいですね…。

iTunes経由のデータは消失しても、またMacやPCに繋げば復活します。
しかし、iCloud非対応のAppのデータは、iCloudでiOSデバイスを復元すると消滅してしまうということです。

つまり、iCloudでのバックアップでは“不完全”ということになります。

バックアップは併用可能

バックアップは併用可能

iCloudでのバックアップは非常に便利ですが、iCloud非対応のAppのデータをバックアップできないという“致命的な”デメリットが存在します。でも、iCloudでもバックアップ…便利ですよね。

四条ねこ
実は、どっちかしか使えないってことじゃなくて、iCloudとiTunesの両方でバックアップを取れるんだよー!
まの
つまり、“排他仕様ではない”ということですね?
四条ねこ
そゆことー!

iOSデバイスのバックアップは、iCloudとiTunesのどちらかしか保存できないわけではなく、どちらにも保存が可能です。要するに、“併用可能”なわけです。

iTunesとiCloudを駆使すれば、より安全なバックアップができる。

iTunesとiCloudを駆使すれば、より安全なバックアップができる。

なので、iCloudで毎日自動バックアップを取り、時々iTunesで手動バックアップを取る…みたいな使い分けが可能です。

四条ねこ
これがベストなバックアップ方法だと思うよー!

総評:iTunesとiCloudの両使いが吉

総評:iTunesとiCloudの両使いが吉

非常にややこしいiOSデバイスのバックアップですが、覚えておきたいのはiCloudのバックアップは“完全ではない”ということです。iCloud非対応のAppは保存されないので、ご注意を。

四条ねこ
iOSデバイスのバックアップは、

  • 『iPhoneのバックアップを暗号化』をオン
  • iCloudとiTunesの両方でバックアップ
  • iCloudは2TBを契約

の3つを守れば大丈夫だと思うっ!

iCloudとiTunesの両方でバックアップは、データの冗長性を持たせることによって、より安全に保存できます。

そして、『iPhoneのバックアップを暗号化』は必ず“オン”にしておいてください。機密性の高いデータは、これを利用しないとiCloudでもiTunesでも、保存されません。

iCloudは無料だと容量不足なので、月々1,300円を支払って2TBに拡張するのがベターです。容量不足だと、バックアップが取れない可能性があります。

四条ねこ
どちらにしても、iTunesで定期的なバックアップは必要だよー!
まの
そのようですね。

最低でも月に1回は、iTunesでバックアップをしようず!

おまけ

四条ねこ
iCloudは、1,300円で2TBになるなら“お得”だと思うんだよねー。
まの
他のクラウドストレージよりも割安感がありますよね。
さたえり
Dropboxまではいかないけど、同期速度と安定性は高いやんね!
四条ねこ
そうそうっ!
かなりクラウドストレージとしても“イイ線来てる”と思うっ!

おわり