両方加入してみた!
『dアニメストア』には、“本家版”と“Amazon版”がありますが、どっちが…いいの?それを両方加入している私の超細かい視点で語ります!



目次
本家版とAmazon版の差異

本記事を見ている人なら、どこかでざっくりとした情報を仕入れていると思いますが、まずは大まかなdアニメストアの本家版とAmazon版との比較をしてみます。
サービス名 | dアニメストア ![]() |
dアニメストア for Prime Video |
料金 | 月額400円(税抜) | 月額400円(税抜) + Amazonプライム会費 |
アカウント | dアカウント | Amazonアカウント |
支払い方法 | クレジットカード 電話料金合算払い(NTTドコモ契約者のみ) |
クレジットカード |
作品数¹ | 約2,700作品 | 約1,500作品 |
対応デバイス | パソコン・スマートフォン・テレビ(Android TV)・Fire TV | パソコン・スマートフォン・テレビ(Android TV・Firefox OS・webOS)・Fire TV・PlayStation 4・Xbox One・Apple TVなど |
再生画質 | SD・HD | SD・HD |
同時視聴台数 | 1台 | 3台 |
大まかな『dアニメストア』と『dアニメストア for Prime Video』の比較。
¹2019年2月14日現在。
両方加入している私的にも思うのですが、公式サイトに記載されているスペックシートだけだと、どちらが良いかという判断は非常に難しいです。端的に言うと、どちらも良し悪しがある感じですね。



ちょっとずつ違う感じやし、比較しがいがあったやよ!
細かな比較

それではこれから、本家版こと『dアニメストア』と、Amazon版こと『dアニメストア for Prime Video』の使用感から思う、細かな比較をしていきます。

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基本編
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UI・UX編
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再生編
の3つに分けてみたやよ!
細かな比較をしていきますが、ダラダラと書いてしまうと、見ている側が疲れちゃうと思います。なので、端的に“どちらの勝ち”かだけを判定していきます。その上で、簡単な解説を加えていきますね。

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『dアニメストア』 : 本家版
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『dアニメストア for Prime Video』 : Amazon版
と呼ぶことにしてあるやよ!
基本編

まずは、VODサービスとして基本的なことを比較・評価していきます。
比較1.作品数
作品数は『dアニメストア』の勝ち!
同じdアニメストアというプラットフォームのサービスですが、本家版のほうがタイトル数が1,000以上多い(2019年2月14日時点)です。
ただ、ドコモの報道発表資料によると、順次Amazon版のタイトル数も増やしていくそうなので、この差は縮まっていくことが考えられます。
比較2.対応デバイス
対応デバイスは『dアニメストア for Prime Video』の勝ち!
先程の比較表の通り、Amazon版のほうが圧倒的に対応デバイスが多いです。特に、PlayStation 4などのゲーム機で視聴できるのが大きなポイントになりそうです。

比較3.同時視聴台数
同時視聴台数は『dアニメストア for Prime Video』の勝ち!
こちらも先程の比較表の通り、Amazon版は3台、本家版は1台のみなので、Amazon版のほうが使い勝手が良いです。
特に、本家のdアニメストアは、視聴デバイスをスマホからPCに替えてすぐに見ようとすると、エラーが発生します。ここはちょっと不便なところです。
UI・UX編

次に、両アプリの使い勝手について、比較・評価していきます。
比較4.操作性
操作性は引き分け!
両サービスのアプリとも、似たような配置で、似たような応答速度です。ここによる大きな優劣はない感じですね。
両方とも、縦と横のスクロールで構成されているので、無駄なタップも少なくて済むように作られている印象です。
比較5.検索性
検索性は『dアニメストア』の勝ち!
検索性については、圧倒的に本家版のほうが優れています。
特に、その傾向が顕著なのが、作品のタイトルトップ画面。
本家版は、キャストやスタッフ、年代などのさまざまな“タブ”がつけられてます。特定の声優さんや制作会社に絞って検索が可能なので、自分好みのアニメを探すのに非常に向いています。
対して、Amazon版は、いたってオーソドックス。詳細情報欄にはキャストなどの情報が記載されているが、あくまで“見るだけ”で、そこからのタブ検索などは今のところ不可のようです。

再生編

最後は、肝心のアニメを再生するところでの、比較・評価をしていきます。
比較6.画質
画質は『dアニメストア for Prime Video』の勝ち!
先程の比較表の通り、どちらもSD・HD画質でのラインナップなので、そこまで大きな差異はないのが現実です。
しかし、HD画質で再生できるコンテンツがAmazon版のほうが多く、大画面で視聴する場合はAmazon版のほうが向いていると思います。
比較7.バックグラウンド再生
バックグラウンド再生は『dアニメストア』の勝ち!
実は、Amazonプライム・ビデオのアプリ自体が、バックグラウンド再生に非対応です。本家版のアプリは、バックグラウンド再生が可能なので、ここは本家版の圧勝です。
比較8.表示形式
表示形式は『dアニメストア』の勝ち!
これもAmazonプライム・ビデオ自体の仕様なのですが、
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本家版アプリ:縦表示・横表示
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Amazon版アプリ:横表示
と可能な表示形式が、本家版のほうが多いです。
要するに、Amazonプライム・ビデオは、縦表示に“非対応”ということ。これは、バックグラウンド再生も含め、アップデートに期待したいところです。
比較9.ウォーターマーク
ウォーターマークは『dアニメストア for Prime Video』の勝ち!
本家版には、アニメ再生画面の、右下にウォーターマークが入ります。
対して、Amazon版はそのようなウォーターマークは入りません。

両者の改善点

ここまでで、『dアニメストア』と『dアニメストア for Prime Video』の比較を行ってきました。そこで感じた、両者の改善点を今から書いていきます。
『dアニメストア』—同時再生と対応デバイスの増加
本家版である『dアニメストア』は、同時視聴台数と対応デバイスを増やして欲しいです。
同時視聴台数はできればAmazon版と合わせる感じで、対応デバイスはゲーム機で視聴できれば、なお良いと感じます。ウォーターマークは仕方のない部分が多いですが、視聴の際に、邪魔と思う人もいるかも知れません。
『dアニメストア for Prime Video』—作品数とバックグラウンド再生
Amazon版である『dアニメストア for Prime Video』は、ラインナップ数の増加と根本的なAmazonプライム・ビデオのアプリについて改善して欲しいです。
Amazonプライム・ビデオのアプリが、微妙に痒いところに手が届かない仕様なのが、ちょっと気になります。ただ、これはドコモのせいではないので、とりあえずはラインナップ数を本家版と揃えて欲しいですね。
それぞれに向いている人


『dアニメストア』に向いている人
本家版である『dアニメストア 』に向いている人は、スマホ・タブレット・PCで純粋にアニメを楽しみたい人です!
Amazon版のように対応デバイスも多くはないですが、現状のラインナップの多さや、余計なコストがかからないのが魅力。とにかくアニメばっかり見たい人には、本家版がオススメと言えると思います。

『dアニメストア for Prime Video』に向いている人
Amazon版である『dアニメストア for Prime Video』に向いている人は、Amazonプライム加入者で、さまざまなデバイスで視聴する人です!
Amazon版は、Amazonプライムに加入必須です。なので、すでに加入しており、かつApple TVやPlayStation 4などの本家版未対応デバイスで視聴する人には、Amazon版がオススメと言えると思います。
総評:どっちも良し悪しあるよ!

『dアニメストア』の本家版・Amazon版の両方を加入してみて、アプリやPCでずっと使ってた結果、どちらも良し悪しがあることが分かりました。


dアニメストア自体、月額約400円と良心的な価格設定なので、簡単に加入できるところも良いポイントだと思います。
おまけ



少しずつ、この差は縮まっていくと思うんやけどね。
おわり