- 二条ねこ氏“プログラマのイップス”になってしまう
- 特定のキーを押下する際に手が強張って押せない → 職業性ジストニア
- 入力した文字列が正しいかの確認がやめられない → 強迫性障害
“プログラマのイップス”…という概念があるか分かりませんが、ここ数年『職業性ジストニア』と『強迫性障害』のような症状に悩まされています。


“プログラマのイップス”、ですか。

仕事どころか、日常生活にまで支障をきたしちゃうやんね。
“プログラマのイップス”という概念
スポーツ好きなら、一度は耳にしたことがあるであろう『イップス』という言葉。
このイップスとは、今まで当然のようにできていたプレーが、突如として自分の思いどおりにできなくなってしまう症状のこと。ちなみに、学術的にはイップスという病名はなく、神経学で言うところの『局所性ジストニア』や『職業性ジストニア』が、俗に言うイップスに相当する疾患となるそうです。
そんなイップスですが、“プログラマのイップス”という概念だって、きっとあるはず。
そう思い、張り切って調べてみたものの、やはりイップスに関連するものはスポーツ絡みばかり。スポーツ以外だと、楽器演奏や書道などにもイップスに相当する症状があるそうなのですが、どうやら、“プログラマのイップス”というのはないようです。
“プログラマのイップス” = 職業性ジストニア + 強迫性障害
そこで、今まさに筆者が経験している現象から、“プログラマのイップス”というのは、特定の動作時に手が強張ってしまう『職業性ジストニア(局所性ジストニア)』、強迫観念で何度も反復行動をしてしまう『強迫性障害(OCD)』、この2つの合併症だと勝手に定義することにしました。
プログラマの『職業性ジストニア』
- 特定の文字を入力しようとすると手が強張って押せない
- コピー&ペーストしようとすると手が強張ってできない
筆者が陥っているのは、半角や全角の区別がつきづらい文字全般、en dashやem dashのように一度入力すると区別がつきづらい文字、これらを入力しようとすると手が強張ってキー入力ができなくなるというもの。
おそらく、職業性ジストニアで言うところの『書痙』に近い症状だと思うのですが、特定のキーを押そうとすると、ビタッと途端に手が硬直してしまうのです。
おまけに、なぜかコピー&ペーストすらもできなくなるときがあります。言葉では言い表せないのですが、やろうやろうとしているのに、手がまったく動こうとしないのです。
プログラマの『強迫性障害』
- 入力した文字が“半角”なのか“全角”なのか分からなくなり何度も確認してしまう
- ファイル名などの末尾に“半角スペース”が入っているような気がして何度も確認してしまう
- 改行や字下げが綺麗に揃っているか何度も確認してしまう
- 命名規則が自分のルールどおりになっているか不安で仕方ない
- しっくりくるタイミングで文字が入力できないと落ち着かない
いわゆる強迫性障害における『強迫観念』と『強迫行為』により、入力した文字が正確なのか、エラーは起きないのか、完璧なのか、ということで頭がいっぱいになって、それを解消しようと、反復的に確認してしまう。これが主な症状。
強迫性障害になると、どういう症状が出るのか。これについては調べると無数に出てきますので、信頼できるソースを探して読んでみてください。というか、思い当たる節があるならば、お近くの精神科に行きましょう。
どのように対処すべきか?
自分でもどうしていいのか分からないのですが、“精神科に行って適切な治療を受ける”としか言えない気がします。
少なくとも、エビデンスに基づかない民間療法は避けましょう。イップスや職業性ジストニアについては、一度発症してしまうと治療が難しいそう。ジストニア自体は脳の病気とのことなので、大学病院の機能神経外科で相談してみるとよいかもしれません。筆者については、本当にジストニアが分からないので、今のところは保留中ですが。
強迫性障害については、不安症状を緩和する『SSRI』の一種であるレクサプロが処方されているので、そちらを服用中。SSRIも多種多様あるので、病院によっては違う薬剤が処方されていると思います。
まとめ「ダレカタスケテー」

「ダレカタスケテー」と言いたくなるほど、“プログラマのイップス”にはツラいものがあります。
職業性ジストニアっぽい症状については様子見しつつ、まずは強迫性障害を寛解まで持っていきたいところなのです。ですなの。

花陽ちゃんの悲鳴あーる。
おまけ

とにかく、最近は特に不調あーる。

ご無理をなさらぬよう。

……やね。
おわり
処方された『SSRI(レクサプロ)』を服用中だけど、症状がかなりツラいのであーる。