『BOOX Note』vs『DPT-CP1』比較!…で、どっちが買いだ!?

『BOOX Note』vs『DPT-CP1』比較!…で、どっちが買いだ!?
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最近発売されてばかりの”デジタルペーパー端末”である、ONYXの『BOOX Note』とSONYの『DPT-CP1』が気になったので、比較してみることにしました。

まの
いわゆる『E Ink(イーインク)』端末ですね?
四条ねこ
そうそうっ!
電子ペーパーの歴史はかなり長いんだけど、ようやく”使える端末”が出てきたイメージっ!
さたえり
それで、ねこさんは『BOOX Note』と『DPT-CP1』が気になったんやね?
四条ねこ
うんっ!
SONYの端末だと『DPT-RP1』も良さげだけど、今回は同じサイズで比較することにしたよー!

『BOOX Note』vs『DPT-CP1』スペック比較!

『BOOX Note』vs『DPT-CP1』スペック比較!

兎にも角にも、気になるのは”スペック”だと思いますので、まずはスペック比較をしていきたいと思います。

四条ねこ
E Ink端末にスペックを求めちゃダメなんだけどねー(笑)
まの
E Ink端末の真価はスペックではなく、電子だけど”紙であること”ですもんね。
四条ねこ
むむっ!?まのさん分かってるー!
端末名 BOOX Note DPT-CP1
サイズ 177.8mm(W)×249.5mm(H)×6.8mm(D) 174.2mm(W)×243.5mm(H)×5.9mm(D)
ディスプレイ 10.3インチ(1,872×1,404) 10.3インチ(1,872×1,404)
重量 325g 240g
OS Android 6.0 独自OS(Androidカスタム)
SoC 1.6GHzクアッドコア Marvell IAP 140 64-bit Quad-core IoT Applications Processor
RAM 2GB 非公表
ROM 32GB 16GB
Wi-Fi IEEE 802.11 b/g/n(2.4GHz) IEEE 802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz、5GHz)
Bluetooth Bluetooth 4.1 Bluetooth 4.2
インターフェース USB Type-C、ヘッドホンジャック Micro USB
バッテリー 4,100mAh 非公表
デジタイザーペン 4,096段階筆圧感知
Wacom feel IT technologies対応
充電不要
筆圧感知機能無し
充電必要
その他 Google Play対応、スピーカー有り 専用アプリ有り、専用ソフトで通信、NFC搭載

やはり、『BOOX Note』はAndroid搭載機というところに、目が行きます。この辺がやはり中国企業のエポックメイキングで、何でもやっちゃう感じがありますね。

対する『DPT-CP1』は、SONY自身が「紙に近づけることを目標にした」と言っている通り、余分な機能を除いていますね。

四条ねこ
うーん…どっちも、良いところも悪いところもあるなー。
さたえり
そうなん?それぞれ紹介したらどお?

ONYX『BOOX Note』の良いトコ・悪いトコ

ONYX『BOOX Note』の良いトコ・悪いトコ
  • Android端末の中でも、電池持ちが良い。
  • E Ink端末なのにAndroid搭載。
  • Wacomテクノロジー搭載。
  • 日本語のフォントがアヤシイ…。
  • OneNoteやEvernoteでは使えない。

とにかく『BOOX Note』という端末の最大のトピックは、”Android端末であること”であると思います。それ以上でもそれ以下でもなく、E Ink端末にAndroidが搭載されていることに、意味があるのです。

デザイン面では、SONYの『DPT-CP1』に劣っていると思いますが、機能性では確実に優勢です。
ただ、多機能過ぎて、ちょっとUIやUX周りがごちゃついている感も否めないのも事実。後は、せっかくのAndroid端末なのに、OneNoteやEvernoteでは、動作不安定(公式に記載あり)なのが残念です。

さたえり
Androidなのに、OneNoteやEvernoteが使えないってどうなん?
四条ねこ
うーん…使えないこともないけど、動作が厳しいみたいだからねー(汗)
素直に専用のメモアプリに手書きして、上手く他の端末と連携させた方が良いかなー?
まの
せっかくのAndroidなのに、ユニバーサルなアプリが使えないところが残念ですね。
四条ねこ
だねー(汗)

SONY『DPT-CP1』の良いトコ・悪いトコ

SONY『DPT-CP1』の良いトコ・悪いトコ
  • 無駄な機能が無い。
  • 軽く、薄い。
  • 書き心地が良好。
  • 筆圧感知が全くない。
  • 利用用途が限られる。

対する『DPT-CP1』は、”SONYのデジタルペーパー”とイメージを売っている通り、まさに”紙を電子化したもの”です。なので、電子書籍も読めないですし、ブラウザ機能もない。機能がPDF読み書きに特化されています。

それだけ機能を省いて、”見ることと書くことに特化している”ので、シンプルなのが好印象です。Wi-FiやBluetoothは搭載されていますが、PCやスマホに通信する為のものであり、それ以外では使えません。
タブレットというよりも、電卓やカメラのような”専用機”であると思います。

まの
つまりは、専用機であるが故に、割り切りが必要ということですね?
四条ねこ
そうなるねー!あくまで”デジタルペーパー”だもんっ!
さたえり
それにしては、価格が高いのがネックやんね…。
四条ねこ
汎用品じゃないのは分かるけど、もう少し価格は下がって欲しいのが本音だよねー。

総評:電子ペーパーは紙になりたがっている!?

総評:電子ペーパーは紙になりたがっている!?

今回比較した『BOOX Note』も『DPT-CP1』も、どちらも”特殊な端末”です。
それ故に、価格はまだまだ高価ですし、一般的な用途ですと『iPad Pro』と『Apple Pencil』を購入した方が、よっぽど幸せになれると思います。

しかし、E Ink(電子ペーパー)端末には、それを凌駕する魅力が備わっています。それを使いこなせれば、単純なタブレット端末よりも使い勝手は確実に良いと思いますし、より楽しいと思います。

四条ねこ
画面焼けも無いし、ずっと表示しっぱなしにできるって、やっぱ便利だからね〜。
まの
速記性がありますもんね。
さたえり
しかも、電池持ちも良いんやもんね!
四条ねこ
やっぱ、液晶や有機ELにはない魅力を、この『E Ink』には持っている気がするっ!デジアナって感じだー!

結局のところ、電子ペーパーは文字通りの”電子の紙”ですが、限りなく”紙になりたがっているデバイス”なのでしょうね。それは、メーカーの意気込みからも感じ取れます。

四条ねこ
イメージ的に言うと、

  • そろばん→電卓
  • フィルムカメラ→デジタルカメラ
  • 紙→電子ペーパー

な感じかなー?

まの
要は、元々アナログでも存在するデバイスが、デジタルに生まれ変わったというイメージですか?
四条ねこ
そうそうっ!
だから、”タブレットではない”と思うっ!
さたえり
ギークにとっては、まさに”別腹”なガジェットやんね!

おまけ

四条ねこ
けつろん、どっちもたのしみだーーー!
さたえり
何故に、ひらがな!?
四条ねこ
いやー、荒ぶっちゃうくらい楽しみってことだよ〜!
まの
荒ぶるのは謎ですが、私もE Ink端末が増えてくるのは、非常に楽しいですし期待してしまいます。
四条ねこ
でしょー!?
さたえり
シンプルだけど機能的になっていけば、生活に溶け込むかもやね!
四条ねこ
それが今後の課題かもねー。
結局ごちゃごちゃしちゃうと、着地点がよく分からないガジェットになっちゃうからね(汗)
まの
でも、多機能なのも魅力的ですもんね。
四条ねこ
そこなんだよねー。
悩ましいっ!!んがーーー!!

おわり