- 2024年3月5日から『Adobe Creative Cloud』が値上げ開始
- 『コンプリートプラン』だと 6,480円/月 → 7,780円/月 の値上げ幅
- 値上げ開始前に“デジハリ”を使って安く年間契約するのが得策
『Adobe Creative Cloud』が、2024年3月5日より値上げされます。
そこで本稿では、値上げ前後の料金比較から、安く契約する方法まで、まとめて紹介します。
米国と日本では、その“値上げ幅”がまったく違うのが問題ですがね。
海外のサービスをよく使うユーザーにとっては、円安って大変やんね……。
目次
『Adobe Creative Cloud』が値上げ(2024年3月5日から)
2024年3月5日から、日本における『Adobe Creative Cloud』のサブスクリプション料金が値上げされます。
なお、一部の国では、すでに2023年11月1日に同様の値上げが実施されておりました。ですので、今回の値上げについては、ある程度予想できたことではありますが、「ついにそのときが来た!」という感じはします。
予想できたところで、不可避ではあるけど…ねー。
なお、『Creative Cloud 個人版 コンプリートプラン』および『Creative Cloud 個人版 単体プラン』の価格改定については以下のとおり。
| 価格改定以前 (2024年3月4日まで) |
価格改定以降 (2024年3月5日から) |
年間プラン月々払い | 6,480円/月 | 7,780円/月 |
月々プラン月々払い | 10,280円/月 | 12,380円/月 |
年間プラン一括払い | 72,336円/年 | 86,880円/年 |
『Creative Cloud 個人版 コンプリートプラン』の場合、最安となる契約方法(年間プラン一括払い)でも、月額換算で1,212円の値上げとなります。
| 価格改定以前 (2024年3月4日まで) |
価格改定以降 (2024年3月5日から) |
年間プラン月々払い | 2,728円/月 | 3,280円/月 |
月々プラン月々払い | 3,828円/月 | 4,980円/月 |
年間プラン一括払い | 28,776円/年 | 34,680円/年 |
『Creative Cloud 個人版 単体プラン』の場合、最安となる契約方法(年間プラン一括払い)でも、月額換算で492円の値上げとなります。
サブスク料金の値上げ幅は 日本 > 米国
前述したように、一部の国では、2023年末に同様の値上げが実施されておりました。なので、今回の値上げは世界的に実施されたもの、というわけです。
そこで気になるのは、日本と米国での値上げ幅の違い。
それを分かりやすく比較表にしてまとめてみました。それが以下になります。
| 価格改定以前 (2024年3月4日まで) |
価格改定以降 (2024年3月5日から) |
日本 | 6,480円/月 | 7,780円/月 |
米国 | 54.99ドル/月 | 59.99ドル/月 |
※個人版 コンプリートプラン (年間プラン月々払い) での比較
上表の価格ですが、いずれも『Creative Cloud 個人版 コンプリートプラン』における『年間プラン月々払い』で比較したものになります。
すると、ご覧のとおり、米国ではわずか“5ドル/月”の値上げが、日本では“1,300円/月”の値上げとなってしまっております。
とどのつまり、生成AIなどの新機能実装による値上げ分が“5ドル/月”というわけ。ただ、1ドルを150円で換算しても、750円にしかならない。そう考えると、日本におけるAdobe Creative Cloudの値上げ幅は割高と言わざるを得ません。
もちろん、Adobe側としても「急激な円安になっても、ずっと値上げせずに我慢してきた」という言い分はあるけどねー。
今までの反動で割高値上げになった、という感じですわね。
ま、そうかもしれませぬな。
為替レートの調整なのであーる。
安く契約する方法は“デジハリ”にあり!?
Adobe Creative Cloudがまもなく値上げとなれば、少しでも“安く契約する方法”を活用したくなるのが心情というもの。
簡単に安く買うのであれば、Adobe本家やAmazonのセールを狙うのがベター。しかし、それだと値上げのタイムリミットである2024年3月5日に間に合わない可能性大。
そこで、安く契約する方法として提案したいのが、デジハリオンラインの『Adobeマスター講座』を契約するというもの。
デジハリオンラインの『Adobeマスター講座』とは、動画教材とAdobe Creative Cloud 1年分のライセンスがセットになったもので、受講料金は税込39,980円。
ちなみに、セットになっているAdobe Creative Cloudのライセンスですが、すべてのCreative Cloudアプリケーションが利用可能な『コンプリートプラン』になっております。
| デジハリオンライン Adobeマスター講座 |
Adobeでの通常契約 (価格改定以降) |
年間プラン一括払い | 39,980円/年 | 86,880円/年 |
※個人版 コンプリートプラン (年間プラン一括払い) での比較
したがって、そのサブスクリプション料金を比べると一目瞭然。
別に動画教材は見る必要がない(ごめんなさい)ので、どう考えても、デジハリオンラインで契約したほうがお得だというわけです。
ちなみに、Amazonでの『Creative Cloud 個人版 コンプリートプラン (年間プラン一括払い)』のセール価格は、
- 2022年1月 → 43,200円(34%↓)
- 2022年2月 → 42,768円(35%↓)
- 2022年3月 → 43,200円(34%↓)
- 2022年5月 → 42,768円(35%↓)
- 2022年8月 → 58,662円(11%↓)
- 2022年10月 → 58,592円(11%↓)
- 2022年11月 → 43,200円(34%↓)
- 2023年2月 → 42,768円(35%↓)
- 2023年3月 → 44,802円(32%↓)
- 2023年11月 → 42,500円(35%↓)
という感じの推移だから、抵抗がないならデジハリで契約するほうが安いですな。
何度も『Adobeマスター講座』は受講できるので、ここで契約更新をし続けるのも手というわけですね。
いろいろな意見はあるけど、零細事業主としては活用してみる価値がありますな。
まとめ「“安く買う”のも1つの手段」
日本では、2024年3月5日より値上げ実施。
『Creative Cloud 個人版 コンプリートプラン』では、
- 年間プラン月々払い
- 6,480円/月 → 7,780円/月
- 月々プラン月々払い
- 10,280円/月 → 12,380円/月
- 年間プラン一括払い
- 72,336円/年 → 86,880円/年
という内容で価格改定が行われる。
デジハリオンラインの『Adobeマスター講座』を契約する。
『Adobeマスター講座』を契約すると、『Creative Cloud 個人版 コンプリートプラン (1年分)』のライセンスが39,980円/年で手に入る。
筆者も含めて、『Adobe Creative Cloud』を契約しないとクライアントワークが成立しない、というユーザーは少なくないはず。これについては、デザイナーのデファクトスタンダードなので致し方ないところ。
ならば、「少しでも“安く契約する方法”を活用しよう」というわけなのです。ですなの。
サブスクリプション方式なのは仕方ないとして、問題は価格とサービスのバランスだよねー。
おまけ
Affinityも応援してるけど、やっぱりAdobeが超強い業界ですな。
君臨している、という感じですものね。まさに。
動画編集アプリなら選択肢は多いけど、ベクター系やDTP系はAdobeに頼らざるを得ない感じやんね。
ま、自主制作なのか、クライアントワークなのか、というのにもよりそうだけどねー。
おわり
「円安(為替)の影響で値上げ」って言われてるけど、米国でも機能強化による値上げが昨年すでに実施されてるから、今回の値上げは予定調和なのであーる。
だから、“機能強化による値上げ”と“為替レート調整”という要素が組み合わさっているのが、真実のようですな。