USB PD最強説…!?
USB充電難民の“救世主”な『USB PD』ですが、何だかややこしい。なので、そもそもUSB PDとは何か、対応のモバイルバッテリー・USB充電器は何があるのかを調べました。
はじめに
USB PD対応のモバイルバッテリーやUSB充電器を紹介する前に、まずはUSB PDそのものについての解説と、対応機器についてお話します。
『USB PD』とは
まずは、『USB PD』そのものについて解説します。
- USB Type-Cに内包される規格。
- 最大100Wの電力供給可能。
- 電圧は5V・12V・20Vに可変対応。
要するに、すんごい充電規格って感じかな〜♪
USB PDないし、USB Type-Cの規格の話を掘り下げると“キリがない”です。詳しく規格の概要について知りたい人は、過去にまとめた記事があるので、そちらをご覧ください。
主なUSB PD対応デバイス
せっかくUSB PD対応の充電器などを購入しても、充電したいスマホやタブレットが対応していないと意味がありません。
- iPhone 8/8 Plus
- iPhone X
- iPhone XR
- iPhone XS/XS Max
- iPad Pro 10.5
- iPad Pro 12.9
- Galaxy S8/S8+
- Galaxy Note8
- Galaxy S9/S9+
- Galaxy Note9
- HUAWEI Mate 9
- HUAWEI P10/P10 Plus
- HUAWEI Mate 10 Pro
- HUAWEI P20 Pro
- HUAWEI MediaPad M5
- Xperia XZ Premium
- Xperia XZ1/XZ1 Compact
- Xperia XZ2/XZ2 Compact
- Xperia XA2 Plus
- Xperia XZ3
- Razer Phone
- MacBook
- MacBook Pro
任天堂のゲーム機『Nintendo Switch』については、対応している/いないの情報が交錯していますが、公式には記載がありません。ですので、購入は自己責任でお願いします。
▼Ankerが『Nintendo Switch』に公式対応しているモバイルバッテリーを出していました。
USB PD以外の“独自”充電規格
USB充電に関しての最もユニバーサルなのは、今回の『USB PD』です。
しかし、それ以外にも企業が独自で展開しているUSB充電規格が存在します。それらを少しだけ紹介します。
Qualcomm『Quick Charge』
『Quick Charge』は、米Qualcomm社が策定して“急速充電規格”です。
USB PDと同様に電圧が可変式で、5V・9V・12V・20Vに対応。Quick Chargeにはバージョンが存在し、最新は『Quick Charge 4』です。ちなみに、下位互換性があるので、最新でないといけないということはありません。
Anker『PowerIQ』
『PowerIQ』は、モバイルバッテリーでお馴染みのAnker社が策定した規格です。
こちらは、USB PDやQuick Chargeとは異なり、急速充電のための規格ではありません。いわゆる、“デバイスに最適化した電力供給”をするための規格です。
USB PD対応モバイルバッテリーまとめ
基礎知識が頭に入ったところで、USB PDに対応したモバイルバッテリーを紹介していきます。
Anker『Anker PowerCore+ 26800 PD』
Anker『Anker PowerCore+ 26800 PD』は、26,800mAhの超大容量のモバイルバッテリー。
- 26,800mAhの超大容量。
- USB充電器付き。
- 『PowerIQ』搭載。
cheero『cheero Power Deluxe 20100mAh』
cheero『cheero Power Deluxe 20100mAh』は、45W出力が可能なモバイルバッテリー。
- USB PDが45W出力に対応。
- 付属のUSB Type-CケーブルもUSB PD対応。
- 『Auto-IC』搭載。
RAVPower『RP-PB058』
RAVPower『RP-PB058』は、26,800mAhの大容量でコスパの高いモバイルバッテリー。
- モバイルバッテリー本体の充電が早い。
- 『iSmart』搭載。
Omnicharge『Omni 20 USB-C』
Omnicharge『Omni 20 USB-C』は、ノートパソコンの充電が可能なハイエンドモバイルバッテリー。
- とにかく高機能。
- USB PDが60W出力に対応。
- USBハブ機能付き。
USB PD対応USB充電器まとめ
モバイルバッテリーの次は、USB PDに対応したUSB充電器を紹介していきます。
Anker『PowerPort+ 5 USB-C USB Power Delivery』
Anker『PowerPort+ 5 USB-C USB Power Delivery』は、USB Type-Cが1ポートとUSB Type-Aが4ポートある充電器。
- 合計5ポート同時出力可能。
- 合計60W出力可能。
- 『PowerIQ』搭載。
Anker『Anker PowerPort ll PD - 1 PD and 1 PowerIQ2.0』
Anker『Anker PowerPort ll PD - 1 PD and 1 PowerIQ2.0』は、コンセントが直付けの可搬性に優れた充電器。
- コンセント直付けで持ち運びが容易。
- 『PowerIQ』搭載。
AUKEY『PA-Y12』
AUKEY『PA-Y12』は、コンパクトながら合計72W(USB PDは60W)の超強力充電器。
- USB PDが60W出力可能。
- USB Type-C対応のノートパソコンの充電も可能。
- 『AiPower』搭載。
オススメは、AUKEY『PA-Y12』かなー?
総評:USB PD充電器は持っておくべき!
USB PDの規格の説明から、対応モバイルバッテリー・対応USB充電器の紹介を一通りしてきました。
USB PDの規格自体は、100Wまで出力が可能です。ただ、モバイルバッテリーやUSB充電器が100Wまでの出力を対応しているかは、また別の話です。そこは要確認ですね。
ノートパソコンを充電するなら、Omnicharge『Omni 20 USB-C』やAUKEY『PA-Y12』を選ぶといいかもだねー!
そうそう、『USB PD』と『Quick Charge』は“別物”の模様。
おまけ
おわり