- Android 10をPixel 3aで体感した!
- ユーザーが実感できる機能は意外と少ない!
- 大切なのはセキュリティーアップデートだ!
今風のアップデート。
9月3日(現地時間)、新OS『Android 10』がリリースされました。以前は『Android Q』と呼ばれていたAndroid OSですが、手持ちのPixel 3aにアップデートして試してみました。
Google謹製から…ということですね。
ついに、Androidも10世代目ってことやんね。感慨深いなぁ…。
目次
Pixel 3aをAndroid 10にした!
簡単に『Android 10』の概要をまとめると、現行のAndroid 9.x系(Android 9 Pie)の後継となる最新のAndroid OSです。
発表当初は『Android Q』という名前で言われており、いわゆる“お菓子のならわし”に則って、「Qは何のお菓子かなー?」と話している人もいたはず。ただ、Google側が全体的なアクセシビリティの向上によりリブランド。その結果、Q…ではなく、『Android 10』という、いたって普通なネーミングに落ち着いたという経緯があります。
アクセシビリティの向上の一環として、ロゴとメインカラーも変更がされているみたいですなー。
……という感じのAndroid 10を、Google『Pixel 3a』にインストールし、アップデートした感じのユーザーレポートです。
Android 10にアップデートして変わること
■Android 10の主な概要
- Foldables:折りたたみ端末のネイティブサポート
- 5G networks:5Gに対応
- Live Caption:ライブキャプション
- Smart Reply in notifications:通知バーでスマートリプライ
- Dark theme:ダークテーマ
- Gesture navigation:ナビゲーションバーの刷新
- Giving users more control over location data:位置データの細かい制御
- Protecting location data in network scans:APIのアクセス許可の細分化
- Preventing device tracking:デバイストラッキングの防止
- Securing user data in external storage:外部ストレージのサンドボックス化
- Blocking unwanted interruptions:バックグラウンドからのアプリ起動の制限
- Storage encryption:ユーザーデータの暗号化
- TLS 1.3 by default:TLS 1.3サポートによるセキュリティー強化
- Platform hardening:セキュリティークリティカル領域の強化
- Dynamic depth for photos:Dynamic Depth画像の深度合成強化
- Audio playback capture:オーディオ再生キャプチャー
- New audio and video codecs:AV1ビデオコーデックのサポート
- Native MIDI API:ネイティブMIDI APIのサポート
- Vulkan everywhere:Vulkan 1.1のサポート
- Wi-Fi performance modes:Wi-Fiのパフォーマンス向上
Android 10にアップデートすると、変わることは上記のとおり。
ユーザー的にはガラッと変わるAndroid OSというよりかは、よりセキュリティーを意識した感じに仕上がっている印象です。このセキュリティーや個人情報の取り扱い(企業側がどこまでユーザーデータにアクセスできるかも含め)に関しては、GoogleだけでなくAppleやAmazonも意識していることは間違いないでしょう。
エドワード・スノーデン氏の『スノーデン 監視大国 日本を語る』を読むと、GAFAの独占と驚異を感じちゃう…かもだねー。
企業任せな意識は、変えていかないといけない時代ですわね。
そうはいっても、ユーザーにとっては“企業にお任せ”な部分が多いセキュリティーや個人情報の取り扱い。なので、本記事ではユーザーが視覚的に体験できるAndroid 10を見ていきます。
Dark theme:ダークテーマ
ユーザーにとって大きいのは、『ダークテーマ』がついにネイティブサポートされたことでしょう。
もはや、ダークテーマは2018年後半からトレンドと化しているので、各社Webサイトやアプリなどの対応が順次されている。特に有機ELのディスプレイの場合、その特性上バッテリーが長持ちする効果もある。macOSのように時間や環境に応じて、ダークテーマをオンにすることも可能となっている。
Android 10では、ナビゲーションバーの種類が3種類になりました。
上画像の左から、
- ジェスチャーナビゲーション
- 2ボタンナビゲーション
- 3ボタンナビゲーション
というネーミングになっています。
Pixel 3/3aを使っているユーザーは、2ボタンナビゲーションがデフォルトだったはず。ただ、旧来型の3ボタンナビゲーションのほうが使いやすいという声もあった。
なので、今回のAndroid 10で、ナビゲーションバーの選択肢が増えたことは、ユーザビリティの向上という観点で嬉しいところでしょう。
新たに追加された『ジェスチャーナビゲーション』では、2ボタンナビゲーションをさらにブラッシュアップさせた感じで、戻る動作が“ボタン”から“画面端からスワイプ”に変更された。
これにより、画像のとおり画面の縦幅の表示領域が増えるようになっている。なお、マルチタスク表示に関しては、2ボタンナビゲーションと同様です。
ユーザーが嬉しいのは?
さまざまな機能がアップデートで追加されたが、一般的なユーザーとして恩恵が実感できるのは、
- ダークテーマ
- ナビゲーションバー
というビジュアル的な2点でしょう。
あとの細かい機能に関しては、セキュリティーアップデートという側面が強い印象。重複するので割愛するが、さまざまな人が使う時代になったからこそ、見えないアップデートこそ重要になってきています。あとは、5Gとかですね。
Googleとしても、安心して使えるOSというのをプッシュしていきたい狙いがあるのかもだねー。
全人類がネットワークに触れるからこそ、セキュリティー・リテラシーの2点は考えないといけない問題やんね。
まとめ「Android 10はGoogleからの“Q”なのだ!?」
Android 10がリリースされたので、Pixel 3aにインストールをして試してみたという話でしたが、実際に使ってみると、ユーザーが実感できない部分に大きなブラッシュアップがある印象でした。
Appleもそうですが、新機能を謳う路線は前時代的になったのかもしれません。つまり、モバイルOSとして成熟期に入ったという現れでしょう。
——Android QはGoogleからの問題提議(Question)だ。
…かもしれないっ!?
おまけ
意味不明ですね。
上手いこと言ってる感だしてるけど、よく分からんやんね。
ええー!?
おわり
まずはPixel系とEssential Phoneが対象みたいだねー。