- MacBook Pro 16″をアクセサリーでもっと最強にしたい!
- 内でも外でも母艦として使えるように強化する!
- Apple Silicon搭載Macが出るまでは16″で戦う!
16″ MBP = モバイルWS
MacBook Pro 16インチを“持ち運べるワークステーション”にするために、いろいろなアクセサリーを選定してみました。題して、『MacBook Pro 16″最強化計画』です。Apple Silicon搭載Macが出るまでは、これで行きます。
設備投資 > 新Mac投入
…ですね。
あれ?iMac Retina 5K(2020)はスルー!?
目次
はじめに
——内でも外でも“同環境”でハイパフォーマンスに使いたい!
世間では「時代はテレワーク」とか言われたりするのですが、蓋を開けてみれば、私の仕事環境は“ほぼ外”でした。私はデザインや開発をしているのですが、少し前に開発チームにジョインしたこともあり、いつでもどこでもどんな状況でも最高のパフォーマンスを発揮する必要が出てきました。
なので、数か月前までは、「iMac Retina 5Kで最強環境を作る!」と意気込んでいたのですが、出ずっぱりとなった今ではその選択肢はナシ。そして、次に買うMacは『Apple Silicon』搭載機にすることに決めたので、現時点ではIntel Macを追加購入することも検討していません。
そうなると便利なのが、16インチのMacBook Pro。13インチ版も持っていますが、圧倒的に16インチのほうがパフォーマンスも含めて使いやすい。そこで、このMacBook Pro 16インチをフル活用すべく、内でも外でも使えるようにアクセサリーを揃えていこうというのが今回のコンセプトだったりします。
そう思った裏の理由として、MacBook Pro 16インチをあまり使っていないというのもあったり……。
え?使ってなかったん!?
MacBook Pro 16″のメリット
- Core i9搭載のモンスターマシンである。
- 16インチの広々作業領域を持っている。
- 13インチとは異なりdGPUを搭載している。
私がMacBook Pro 16インチの激しくおすすめしたいポイントが、これら上記の3つ。
前述したように、私はMacBook Pro 13インチも持っていて、両方とも常用しているのですが、仮想環境を使った開発や写真をRAW現像などをする私にとっては、13インチ版よりも16インチ版のほうがブン回しやすかったりします。
Adobe系のソフトは無駄に重たいことや、プレビューを見ながらコーディングをしたいという要望を叶えてくれやすいのも、MacBook Pro 13インチよりかはMacBook Pro 16インチだったりします。もちろん、MacBook Pro 13インチも良いデバイス。ただ、デベロッパーならMacBook Pro 16インチのほうがおすすめということなのです。ですなの。
13″と16″。このわずかの差で、かなり使い方が変わってくるんだよねー。
ただのインチ違いというわけではない、ということですね。
理想の作業環境
必要なアクセサリー類を考えていく前に、ちょっとだけ理想の作業環境を屋内と屋外で分けて考えてみます。
屋内作業環境
MacBook Pro 16″の屋内作業環境構成はこんな感じ。
キモはThunderbolt 3モニターをドッキングステーションとして活用してしまうこと。これにより、MacBook Pro 16インチに接続するケーブルは、Thunderbolt 3ケーブル1本で済むことに。帰ってきてサクっと接続したいので、こういう取り回し重視にしたいところ。
今回は触れていませんが、4Kモニターが2枚の構成で発熱が凄そうだったら、eGPUにグラフィック処理を逃がすことを含めた冷却環境も検討。結局、eGPUは必要な予感がしていますが……。
屋外作業環境
MacBook Pro 16″の屋外作業環境構成はこんな感じ。
後で紹介する、Twelve South『StayGo』が非常に有用そうなので、ここを起点としてアクセサリーを揃えていく感じ。個人的にはMacBook Pro 16インチのキーボードには満足しているので、外出先では外付けキーボードはナシの方向で進めていきます。
必要なアクセサリー
そういうわけで、必要なアクセサリーを考えていくぞー!
【A】アクセサリー for 家&会社
■欲しいものリスト
- 4Kモニター(4Kディスプレイ) ×2*1
- キーボード
- トラックパッド*1
- Thunderbolt 3ケーブル
- USB 3.2 Type-Cケーブル
- iPad Pro*1
- Apple Pencil*1
- MacBook Proスタンド
- スピーカー
*1所有済。
【A-1】4Kモニター(4Kディスプレイ)
家&会社で利用するのに欲しいアクセサリーその1は、4Kモニター(4Kディスプレイ)を2枚。屋内ではクラムシェルモードで運用する予定なので、写真編集などのクリエイティブ用途に特化したモニター(ディスプレイ)を用意。
BenQ『PD3220U』はThunderbolt 3搭載モニターでかつ、デイジーチェーン接続が可能なので、 MacBook Pro 16″ → PD3220U → SW321C という接続フローが可能になります。これなら、MacBook Pro 16インチへのケーブルは1本で済むので、サクっと接続でき、ケーブルマネジメントも楽なのでおすすめ。
私はすでに、PD3220UもSW321Cも持っているので、追加投資をせずにそのまま今回の用途用に組み替える予定です。
▽SW321C
【A-2】キーボード
家&会社で利用するのに欲しいアクセサリーその2は、キーボード。クラムシェルモードで使うなら、外付けキーボードは必須アクセサリー。
ここは悩みどころであり楽しいところですが、大前提としてMacのキー配列に近いものを選択したいところ。
の4機種が候補なのですが、これがまた非常に難しい。
個人的には、Aキーの隣にControlキーがあってほしいのですが、そうなると純正(Magic Keyboard)かHHKBになってしまうけど、キーバインドを変更すればなんとかなったり……。
▽Magic Keyboard
▽MX Keys《KX800》
▽Craft《KX1000s》
▽Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID
【A-3】トラックパッド
家&会社で利用するのに欲しいアクセサリーその3は、トラックパッド。こちらもクラムシェルモードでは必須アクセサリー。
私はMacではトラックパッド派なので、ここはApple純正の『Magic Trackpad 2』一択です。
▽Magic Trackpad 2
【A-4】Thunderbolt 3ケーブル
家&会社で利用するのに欲しいアクセサリーその4は、Thunderbolt 3モニターに接続するためのThunderbolt 3ケーブル。
今回はThunderbolt 3モニターに接続する前提なので、Thunderbolt 3ケーブルはパッシブでもアクティブでもどちらでも可(USB Type-Cモニターで使う場合には、パッシブケーブル)。なので、USB 3.2は不要。今回はアクティブケーブルを選択。個人的には、Thunderboltケーブルは住友電工製を信頼してずっと使っているので、同社のケーブルがおすすめ。
▽Thunderbolt 3 Cable(Active・2.0m)
【A-5】USB 3.2 Type-Cケーブル
家&会社で利用するのに欲しいアクセサリーその5は、USB 3.2 Type-Cケーブル。今回は、Thunderbolt 3ディスプレイ(PD3220U)とUSB Type-Cディスプレイ(SW321C)を接続するのに利用。
ケーブルはFull Featuredケーブルなら何でもいいので、USB 3.2 Type-Cケーブルはお好みで。私はいくつか購入して、一番取り回しやすそうなものを“USBケーブルガチャ”していきます。
▽3.1 USB-C to USB-C Cable
【A-6】iPad Pro
家&会社で利用するのに欲しいアクセサリーその6は、iPad Pro。
iPad Proは、『Sidecar』や『Astoropad』を使って液タブ化するために利用します。写真のレタッチなどは、トラックパッドで行うと不便で作業効率が落ちるので、iPad Proと後述するApple Pencilは必須アクセサリー。
【A-7】Apple Pencil
家&会社で利用するのに欲しいアクセサリーその7は、Apple Pencil。
前述したように、iPad Proと合わせて利用して液タブ化するのに必須アクセサリー。もちろん、iPad Proを外出先で単独利用した場合にも有用なので、この2つは個人的にはマストアイテムだったりします。
【A-8】MacBook Proスタンド
家&会社で利用するのに欲しいアクセサリーその8は、クラムシェルモードで利用するので、MacBook Pro 16インチを縦置きするためのスタンド。
▽BookArc for MacBook
【A-9】スピーカー
家&会社で利用するのに欲しいアクセサリーその9は、スピーカー。
スピーカーにはこだわりがあって、
- USBバスパワー駆動可能
- Bluetooth対応
- ちゃんとオーディオ然としている
という3つの条件で探していました。
すると、数少ない製品からヒットしたのが、Olasonicの『IA-E55BT』というスピーカー。オーディオ好きなら知っている人も多い、卵型スピーカーの最新版です。私は昔、同社のTW-D7IPという卵型スピーカーを使っていた(まだ持っている)のですが、こちらはハイレゾとBluetooth対応版。
この手のUSBバスパワー駆動スピーカーだと、JBL『Pebbles』が人気(こちらも使っていた)ですが、ケーブル直付けだったので、ケーブルマネジメントが難でした。あとは、Scandynaっぽい卵型デザインが可愛いっていうのも採用理由にあったり……。
日本ではScandynaは撤退していて、もう買えないんだよねー。
▽IA-E55BT
【B】アクセサリー for 持ち運び
■欲しいものリスト
- 本革スリーブケース*1
- モバイルバッテリー*1
- ポータブルSSD*1
- SDカードリーダー
*1所有済。
【B-1】本革スリーブケース
持ち運びで利用するのに欲しいアクセサリーその1は、MacBook Pro 16インチ本体を保護するための本革スリーブケース。“本革”ここが重要。
MacBook Pro 16インチ用の本革スリーブはいくつかありますが、ここはApple純正(16インチMacBook Pro用レザースリーブ)がおすすめ。国立商店の本革スリーブのほうが革の質感は好きなのですが、軽さを考慮して純正をチョイス。ちなみに、MacBook Pro 13インチで使っているのは国立商店のほうだったりします。
【B-2】モバイルバッテリー
持ち運びで利用するのに欲しいアクセサリーその2は、モバイルバッテリー。
MacBook Pro 16インチは13インチに比べるとバッテリー持ちが良い印象ですが、やっぱり20,000mAh超えの大容量モバイルバッテリーは必須アクセサリー。その中でもおすすめが、Belkin『BOOST↑CHARGE 20100mAh モバイルバッテリー』というもの。やはり、信頼性を重視するならBelkin製なのです。
【B-3】ポータブルSSD
持ち運びで利用するのに欲しいアクセサリーその3は、大量のデータを一時的に保管しておくのに便利なポータブルSSD。
私は基本的にクラウドストレージで運用しているのですが、同期をかけたくないデータや撮影した写真の一時的な保管庫としてポータブルSSDを使っています。その中でもお気に入りなのが、RAVPower『RP-UM003』というポータブルSSD。コンパクトでかつ、USB 3.2 Gen 2 Type-C接続で、高速でデータの読み書きができます。
【B-4】SDカードリーダー
持ち運びで利用するのに欲しいアクセサリーその4は、撮影した写真を取り込むのに必須のSDカードリーダー。
MacBook Pro 16インチには、USB Type-Cと3.5mmステレオミニジャックしかインターフェースがないので、USB Type-C接続のSDカードリーダーは必須アクセサリー。…なのですが、そこで便利そうなのがTwelve South『StayGo』という製品。
このStayGoは、USB Type-Cハブの中にSDカードリーダーが入っているスグレモノ。SDカードリーダーのスペックがUHS-Iなので、気になる人は気になるかもしれませんが、これだけ拡張性があるのは魅力的。USB電源もパススルーできるので、簡易ドッキングステーションとしても使えるのも嬉しいところ。ただ、ちょっとお高め。
▽StayGo
まとめ「Apple Silicon登場まではMBP 16″が母艦」
Apple Silicon搭載Mac登場までは、MacBook Pro 16インチを強化していって、母艦として運用していくことに決めました。
クラムシェルモード利用時の発熱がどれくらい影響するのかが懸念点ですが、スペック自体は申し分ないので、何も起こらないことを祈るのみ。Apple SiliconとeGPUのコンビネーションがどうなるか分からないので、今は手を出したくないというのもあり、今回のアクセサリー構成で乗り切りたいところですが…果たして!?
4Kモニターが2枚は…GPU負荷凄そうであーる。
おまけ
クラムシェルモードだと、排熱が悪くなりそうですものね。
いっそ、普通に開いた状態で使うっていうのはダメなん?
内蔵ディスプレイ + 4K + 4K
…って、内蔵GPUで処理しきれるのか不安なんだよねー。
やはり、eGPUは要検討ですわね。
おわり
最後(たぶん)のIntel MacBook Proを使い倒すぞー!