記事のポイント
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現行iPadシリーズを徹底比較!
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比較から違いを知っていく!
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それぞれオススメできる人はこれ!
まとめるの…疲れました。
新型iPad Air/miniの登場で、ラインナップがややこしくなったiPadシリーズ。それらをスペック・機能・サイズから“図解”で比較して違いを見てみます。
目次
現在のラインナップ
まずは、現行のiPadシリーズをおさらいしましょう。
3月の新型iPad(Airとmini)の発表により、最新のiPadシリーズのラインナップは、以下のとおりになりました。
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iPad Pro(12.9インチ・11インチ)
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iPad Air(10.5インチ)
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iPad(9.7インチ)
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iPad mini(7.9インチ)
新型iPad(Airとmini)が出たことにより、少々ややこしくなったiPadシリーズ。ラインナップを理解できたところで、それぞれの機能やスペックの違いを、これから比較していきます。
現行iPad全5モデルの比較
【比較1】スペック
製品名 | iPad Pro | iPad Pro | iPad Air | iPad | iPad mini |
画面サイズ | 12.9インチ | 11インチ | 10.5インチ | 9.7インチ | 7.9インチ |
本体サイズ | 280.6×214.9×5.9 mm | 247.6×178.5×5.9 mm | 250.6×174.1×6.1 mm | 240×169.5×7.5mm | 203.2×134.8×6.1 mm |
重量 | Wi-Fi:631g Wi-Fi + Cellular:633g |
Wi-Fi:468g Wi-Fi + Cellular:468gg |
Wi-Fi:456g Wi-Fi + Cellular:464g |
Wi-Fi:469g Wi-Fi + Cellular:478g |
Wi-Fi:300.5g Wi-Fi + Cellular:308.2g |
プロセッサー | A12X Bionic | A12X Bionic | A12 Bionic | A10 Fusion | A12 Bionic |
コプロセッサー | M12 | M12 | M12 | M10 | M12 |
解像度 | 2,732×2,048 | 2,388×1,668 | 2,224×1,668 | 2,048×1,536 | 2,048×1,536 |
ディスプレイ | 耐指紋性撥油コーティング フルラミネーションディスプレイ 反射防止コーティングProMotionテクノロジー 広色域ディスプレイ(P3) True Toneディスプレイ |
耐指紋性撥油コーティング フルラミネーションディスプレイ 反射防止コーティング ProMotionテクノロジー 広色域ディスプレイ(P3) True Toneディスプレイ |
耐指紋性撥油コーティング フルラミネーションディスプレイ 反射防止コーティング 広色域ディスプレイ(P3) True Toneディスプレイ |
耐指紋性撥油コーティング | 耐指紋性撥油コーティング フルラミネーションディスプレイ 反射防止コーティング 広色域ディスプレイ(P3) True Toneディスプレイ |
生体認証 | Face ID | Face ID | Touch ID | Touch ID | Touch ID |
Apple Pencil | ○(第2世代) | ○(第2世代) | ○(第1世代) | ○(第1世代) | ○(第1世代) |
Smart Keyboard | ○(Smart Keyboard Folio) | ○(Smart Keyboard Folio) | ○(Smart Keyboard) | - | - |
カメラ |
インカメラ:7MP
アウトカメラ:12MP |
インカメラ:7MP
アウトカメラ:12MP |
インカメラ:7MP アウトカメラ:8MP |
インカメラ:1.2MP アウトカメラ:8MP |
インカメラ:7MP アウトカメラ:8MP |
充電端子 | USB Type-C | USB Type-C | Lightning | Lightning | Lightning |
現行5モデルのiPadシリーズスペック比較表。
各iPadシリーズの違いをスペック表にすると上記のとおり。
画面サイズなどを無視して、単純なスペック比較で考えると、
iPad Pro > iPad Air = iPad mini > iPad
となっています。
【比較2】本体サイズ
各iPadシリーズを重ねた図を作ってみました。
こうやって比較すると分かるのですが、『iPad Pro 11インチ』と『iPad Air』の本体サイズは、ほぼ変わらないのです。縦はiPad Airが長く、横はiPad Pro 11インチのほうが長くなっています。
お次は、各iPadシリーズの厚さ比較の図を作ってみました。
こうやって比較してみると、普段気にしなかった厚さの違いに気づくはず。
そう、『iPad Pro』が“一番薄い”のです。さすがはプロ。反対に、『iPad』が一番分厚い。そして、新型『iPad Air』と新型『iPad mini』は、その中間です。
【比較3】画面サイズ
本体サイズの比較をしたので、画面サイズの比較図も作ってみました。
ここで補足ですが、iPad Proシリーズのみ、画面に“アール”があります。つまり、画面端の四隅が丸くなっているのです。ちなみにほかは、普通の画面の端が角ばった画面です。
当然、各iPadシリーズの画面サイズを重ねた図も作ってみました。
重ねると分かるのですが、『iPad Pro 11インチ』だけ変則的なアスペクト比です。なので、重ねて見ると、iPad Pro 11インチは、少し長辺が長いことが分かります。
アスペクト比自体は、iPad Pro 11インチ以外は4:3で、iPad Pro 11インチは約4.3:3という“変態”なアスペクト比になっていました。iPad Pro 11インチを購入する際(特に開発目的)は、この点に気をつけることをオススメします。
【比較4】デジタイザーペン
新型iPad Airと新型iPad miniの登場で、現行のiPadシリーズは“すべて”『Apple Pencil』に対応しました。Logicool『Crayon』もすべて対応です。
しかし、iPadの種類によって、対応しているApple Pencilが、“第1世代”か“第2世代”かをチェックしておく必要があるので、その点には要注意です。
【比較5】キーボード
各iPadシリーズの純正キーボード対応比較はこんな感じ。
こちらも、『Smart Keyboard Folio』と『Smart Keyboard』という2種類の純正キーボードがあることに注意してください。なお、タイピングの打ち心地に関しての差異はないと思ってもらって大丈夫です。
【比較6】生体認証
各iPadシリーズの生体認証の対応比較はこんな感じ。
いずれのiPadでも、Touch ID・Face IDのどちらかに対応してます。なので比較するとしたら、その認証方法でしょう。とはいっても、好みがあると思うので、どちらがオススメという優劣はつけがたいです。
なお、『Touch ID』は指紋認証、『Face ID』は顔認証という違いがあります。(どっちも対応すればいいのに…というツッコミはナシ)
【比較7】接続端子
最後は、各iPadの接続端子の違いを図にまとめました。
ここでの大きな違いは、
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『USB Type-C』か『Lightning』か
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イヤホン端子の有無
の2つです。
iPad Proシリーズの2つは、USB Type-C端子。
iPad Air・iPad・iPad miniは、Lightning端子。
そして、iPad Proシリーズには、イヤホン端子がありません。
アナタにあったオススメはこれ!
それでは、ここまでの現行iPadシリーズのスペック・サイズ・機能の違いを比較したものから考えて、それぞれのiPadシリーズが、どんな人にオススメなのかを考えてみました。
iPad Proはクリエイター向き
iPad Proは、まさにクリエイター向きです。
ベゼルレスデザイン、Apple Pencilが“第2世代”、USB Type-C端子、それらをフルで 使いこなしたい人は、iPad Proがオススメ。特に、デザイナーやイラストレーター、フォトグラファーにオススメできると思います。もち、ギークもね!
iPad Airは万人向き
iPad Airは、まさに万人向きです。
iPad Proが高いと思う人は多いはず。それなら、Apple PencilもSmart Keyboardも使えて画面もちょうどいいサイズのiPad Airがオススメ。ちょっとしたお絵かきをしたいけど、安く済ませたい人に特にオススメ。約6万円で買えちゃう!
iPadはコスパ重視向き
無印iPadは、まさにコスパ重視な人向き。
Airとminiが最新になって、大幅にスペックアップしてしまったので、これを進んで購入する理由は、正直少なくなりました。ただ、価格がシリーズの中で群を抜いて安い、約4万円スタートなので、そこに魅力を感じるならオススメ。
iPad miniはビジネスパーソン向き
iPad miniは、まさにビジネスパーソン向き。
新型iPad miniになって、ついにApple Pencilに対応しました。しかも、旧モデル『iPad mini 4』でボトルネックだったプロセッサーが、iPhone XS/XS Maxと同等に。スペックはiPad Airと一緒なので、“小さいが正義”な人にオススメ。もちろん、私は買いましたぞ。
選び方のまとめ
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iPadシリーズのどれにするか。
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容量をどれにするか。
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ペンとキーボードが必要か。
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Wi-Fi・Wi-Fi + Cellularのどっちにするか。
選び方としては、この4点に気をつければOKなはず。
当然、本体サイズや画面サイズも選び方のひとつですが、『Apple Pencil』と『Smart Keyboard(Smart Keyboard Folio)』が対応しているかも選ぶときの材料になります。
また、各モデルとも『Wi-Fi + Cellularモデル』がありますが、ハッキリ言ってしまえば『Wi-Fiモデル』がオススメです。特に、利用用途が家ならなおさら。そして、外出先でも、テザリングやモバイルルーターで事足りるので、無理に価格の高いWi-Fi + Cellularモデルを買うのはオススメしません。ちゃんと、どう使うかを考えて選ぶようにしましょう。
総評「どれを選んでもオススメだぞー!」
最後に……。
どれを選んでもオススメです!以上!!
それぞれの比較と違いはこの記事の上に戻って見てもらうとして、選び方のポイントを最後にもうひとつ。
いろんなブログ記事を見て、“ミスリード”だけはないように。自分が本当に欲しいiPadこそ、その人にとっての一番のオススメです。
おまけ
ひとつに決めろって決まりもないからね〜。
おわり